こういう時勢だからというわけでもないが、
ふと指切りを思い出した。
「ゆーびきーりげーんまーん」
で始まる子供の儀式だが、あれは何故
「嘘ついたら」
という歌詞なんだろうか。
「何々をする」という約束を口に発するのは
普通は指切りの直前だったと記憶しているが、
指切り後に起こり得るのは【約束の不履行】であって、
【嘘をつく】事ではない。
ならば指切り後に約束をどうしようと
針を呑ませる事はできないし、
呑まされる心配も無い。
(不用意に別件で嘘をつかなければ。)
始めに約束の証しとして指を切断したのでは、
拳固打ちの一万発も針の千本も与えられず、
全く割に合わないではないか。