2018年10月23日火曜日

豊田駅南口の自転車ナビマーク

まだ車の少ない早朝。車道を通行している自転車がいますが……




登り坂で後方から車が接近すると歩道に避難

自転車は登り坂で速度が下がり蛇行幅も大きくなりがちなので車との混在通行は危険です。40km/hという規制速度も混在通行が倫理的に許容されない水準(Schmitt, 2015)です。歩道への避難は当然予想される行動ですね。

見たところ歩道はかなり広く、その半分程度の幅を自転車道ないし自転車レーンに転換するのは十分可能に思われます。車道端の自転車ナビマークは本来必要な通行空間を整備しない免罪符として使われていると捉えるべきでしょう。

Schmitt, A. (2015) ‘A Dutch Bicycle Engineer’s Perspective on the Sharrow’, Streetsblog USA, 3 December. Available at: https://usa.streetsblog.org/2015/12/03/a-dutch-bicycle-engineers-perspective-on-the-sharrow/ (Accessed: 22 October 2018).


撮影地点は住宅街の丁字路

道路幅が一定で車道幅が絞り込まれているので歩道が必要以上に広いです。定規で線を引くかのように無機的に道路用地を確保してしまう日本の悪癖ですね。

なお、撮影地点の背後は浅川で、その対岸の堤防道路は以前レポートした自転車ナビマークの設置区間です。

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浅川右岸(一番橋〜滝合橋間)の自転車ナビマーク