2013年7月24日水曜日

チューブがバルブステムの根元で裂ける

出先でパンクしてしまいました。



登り坂で立ち漕ぎ中に前輪が急にガタガタ言い出して、
何だろうと思い歩道に上がって確認してみると、
タイヤがベコベコに萎んでいました。

タイヤの裏表、取り出したチューブ共に
一周ぐるっと点検しても特に異物は見当たりません。
しかし良く見ると、


バルブステムの根元が裂けています。


反対側も同じく裂けています。

さすがのContinental Gran Prix 4000sでも
チューブの自滅に対しては無力でした。



パンク修理キットでは直せないパターンですが、
既に日が暮れ、自転車店は閉まっています。

以前は替えのチューブと輪行袋を携行していたのですが、
Contiタイヤに替えてからは、ホチキスの針が刺さっても
パンクしなかった経験などから、どちらも家に置きっぱなしに。


家まで10km弱か……。


ロードバイクで狂っていた距離感が
途端に本来のスケールで迫ってきますね。

タイヤが痛まないように車体を持ち上げて前輪を浮かせつつ、
SPDシューズのクリートが摩耗しないようにペンギン歩きで
帰宅しましたが、全身の骨と筋肉がボロボロになりました。



翌日、念のために後輪のチューブも取り出してみると、
前輪と同じような裂けができ始めていました。危ない危ない。

前輪のチューブは完成車付属の無名メーカーの物で
使用開始から2年半以上経過していたので納得も行きますが、
後輪のチューブはSpecializedの物で、まだ1年半しか使っていません。

バルブステム根元のゴムはノーブランドのチューブより
かなり分厚く、そう簡単に裂けるとは思えません。



となると問題はリム側か。

バルブホールの縁は以前やすりで丸めていたのですが、
追加の処置として絶縁テープを貼りました。

なお、この種のパンクを防ぐ小技としては、
使っていないチューブを四角く切り、その中央に千枚通しで穴を開け、
チューブのバルブ部分に被せるという方法も有るようです。

(そもそもバルブステムとチューブの接合方法に問題が有るような……。)



実はパンクの原因はもう一つ考えられます。
しばらく以前から、帰宅する度にタイヤの空気を抜き、
出掛ける前に入れ直すという事を繰り返していたのですが、
それが引き金になった可能性が有ります。

実際、完成車付属のチューブのもう片方も、
以前、これと同じ空気圧管理をしていて、
同じくバルブ根元が裂けて終わっています。