2008年11月23日日曜日

新宿サザンテラスの電飾

帰りに新宿で降りて夜景を撮ってきた。


クリスマスツリーの頂には雪の結晶形。星がキリストをなんたらかんたら、という聖書の記述に縛られない、日本らしい自由さ。


LED電飾の陥りがちな冷たい印象を巧く和らげている。


JR東日本の(多分)マスコット、ペンギン。


樹に巻き付けられたLED照明は、遠目には肉眼を通して見た風景にデジタル処理が介入したような印象を受ける。


パロディーが好きな国。


参加型の現代アートのような作品も設置されている。

2008年11月9日日曜日

狩衣の採寸

青葉雅楽会が所有する狩衣の内、身頃の幅が狭い一領を採寸した。
生地は黄色に臥蝶丸。薄手で袖幅も狭いので、夏用だろう。

黄金分割を探してみると、
  • 鰭(はた)袖幅と奥袖幅 (26 : 42 cm)
  • 肩山~袖付け下端と其処から袖底 (26.8 : 45.2 cm)
に近似値が見つかる。

首紙(衿)は普通の狩衣と同じく、和紙で分厚く仕立ててあるが(約8mm厚)、生地の薄さと釣り合いが取れていない印象を受ける。古い狩衣では、特に衿付けと肩山線が接する部分で、屡々糸の解れや肩裏布の破れが見られるが、着装時に狩衣全体の重さが此の一点に掛かる為だろう。袖付けの解れより繕い難い、厄介な箇所だ。


(JW_CAD で製図。クリックで拡大できる)