2019年3月25日月曜日

青山公園調整待機所

都道319号 青山霊園付近の自転車道・自転車歩行者道」の近隣にある公認のタクシー休憩路線、港区道1106号を見てきました。

道の両側にタクシーがびっしり(撮影は2017年3月。以下同)

航空写真で見ると、駐車許可区間の前後も含めて道の左右に約40台ずつ停まっています。

2019年3月24日日曜日

青山一丁目交差点:車最優先の皺寄せを受ける自転車

前回の記事「都道319号 青山霊園付近の自転車道・自転車歩行者道」で紹介した区間のすぐ先にある交差点です。



青山一丁目交差点は国道246号の右折車と都道319号の左折車を同時に流すという、車の交通容量を最優先した信号パターンの交差点で、自転車の通行は全く考慮されていません。

2019年3月22日金曜日

都道319号 青山霊園付近の自転車道・自転車歩行者道

都道319号の自転車道。幅は狭いが路上駐車に塞がれない利点は大きい。
(2017年3月 筆者撮影 以下同)

2019年3月20日水曜日

【自転車インフラのレシピ】9m幅の車道に自転車レーンを設置するなら

いま国土交通省の道路局が、日本各地で整備事例の増えている自転車レーンを改正道路構造令で正式に規定しようとパブリックコメントを実施していますが、そもそも日本の自転車レーンは利用者の安全・安心に十分配慮できていません。

最も典型的な整備環境と思われる、車道の幅が9mの道路を例に、ありがちな駄目レイアウトと、オランダの現行基準を参考にした望ましいレイアウトを作図して対比しました。

日本で事実上の標準となっているレイアウト

自転車レーンのありがちなレイアウト(Streetmixで作図)

問題点

  • センターライン(黄色の実線)が車の速度上昇要因になる(橋本 2010)
  • 車がセンターラインに沿って走ることで、自転車を追い越す際に十分な側方間隔を取らなくなる(Rik de Groot 2017, p.112)
  • 自転車レーンが狭すぎて、自転車同士の並走・追い越し時にレーンからはみ出す(Zeegers et al. 2015)
  • L形側溝のエプロン部分をペイントしていないので自転車レーンが狭く感じられ(実質92cmしかない)、安心感が低い

オランダの現行基準を参考にしたレイアウト

オランダの設計指針を参考にした空間配分(Streetmixで作図)

変更点

  • センターラインを消去して車の速度を抑制、かつ通行位置を中央寄りに誘導
  • 自転車レーンをオランダ基準の最低幅(区分線を含まず1.7m)に広げ、自転車同士の並走・追い越しがレーン内で完結するようにした(これでも乗員の体の一部ははみ出す)
  • エプロンの無いタイプの縁石に変更し、車道の端までペイント

2019年2月19日火曜日

車道通行の安心感アンケートにおける恣意的サンプリング

徳島大学の都市デザイン研究室が以前webで実施していた調査のことを覚えているでしょうか。都内各地の車道を走行した自転車の車載動画を見せ、その通行環境の安心感を答えさせるアンケートです。このブログでも当時紹介していました:
「自転車の車道走行の安心感アンケート」(2015年12月25日)https://perfect-comes-from-perfect.blogspot.com/2015/12/blog-post_12.html
自転車活用推進研究会理事長の小林氏も「NPO自活研ニュース」(メールマガジン)で回答を呼び掛けていましたが、そこには
徳島大の山中英生教授が下記のアンケートへの回答を募集しています。車道は危ないという先入観が根強い我が国ですが、クルマのドライバーが車道の自転車をきちんと認識すれば共存することは諸外国並みにできるはずです。そのための環境づくりが急務です。みなさんの忌憚のないご意見をお願いいたします。
という文言がありました。これはアンケートでは御法度の誘導行為で、調査結果の信頼性を損ねます。さらに、一般的な自転車利用者から掛け離れた特性のスポーツ志向のサイクリストが自活研周辺から大量に流れ込めばサンプルの無作為性も失われます。

この呼び掛けに研究グループはさぞ頭を抱えたのではと当時は想像していたのですが、調査の1年半後に発表された論文には予想とは正反対の事実が記されていました。

2019年2月9日土曜日

iOSのMeasure appで自転車レーンの幅員測定

アプリのレビューを兼ねて都内各地で試しました。精度はまずまずですが手早く測れます。






2019年2月3日日曜日

国土交通省・警察庁の自転車ガイドライン編集過程の痕跡

国土交通省と警察庁が2016年に改定した「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」には、その編集過程が分かる痕跡が残っています。

本来なら自転車道(構造的分離)や自転車レーン(視覚的分離)を整備すべき危険な道路環境ながら、整備の迅速さを優先して安全性には目を瞑る (*) という趣旨の「暫定形態」について説明している箇所です。

* 提言やガイドラインでは暫定形態により「安全性の向上を図る」という表現が使われていますが、暫定形態によって安全性が上がるとの客観的根拠はなく、希望的観測に過ぎません。だから「向上させる」ではなく「向上を図る」なのでしょう。

ガイドライン中の問題の箇所(国土交通省・警察庁, 2016, p.II-23)

空白行で区切られた2つのブロックの内容はほぼ同じ趣旨で、上の1段落は有識者委員会が3月に取りまとめていた提言と一致、下の2段落はそれに修正・変更が加えられたものです。どちらかのブロックを消し忘れたまま発表してしまったのでしょう。提言をコピペしてガイドラインの草稿として使うという編集過程が透けて見えるようなエラーですね。

せっかく気付いたので、変更内容を詳しく見たり考察したりしてみました。

2019年1月6日日曜日

自転車だから行ける川越の隠れ名所

走り初めは川越近郊へ。荒川ではあちこちで凧が揚がっていました。

(この記事では先にInstagramに投稿しておいた画像を埋め込み引用する方法が便利かどうか試しています。)

2018年12月26日水曜日

未分離区間の残るCycle Superhighway 2

ロンドンの自転車旗艦ルートの一つ、Cycle Superhighway 2は当初、
  • 既存の車線の一部分を帯状の青色に塗ったり(つまり自動車に踏まれる前提)
  • バス停・路上駐車ベイの周辺ではそのペイントすら打ち切ってピクトグラムだけ点々と設置する
といった粗悪な整備手法が採られていました。その後、サイクリストの死亡事故が続発し、市民から猛反発されたことで、当初整備から僅か数年後には、車道から縁石で分離された、正真正銘の専用通行空間として生まれ変わったのですが、必ずしも整備区間全体に亘って縁石による分離が一貫している訳ではありません。

実際のところ何パーセント分離できているのか知りたかったので、航空写真やStreet Viewを参考に地図を描いてみました(とりあえず下り線のみ)。



線を引いたのは、高さのある分離工作物(縁石、樹脂ボラードなど)が連続的に設置されているか、自転車道が車道面から嵩上げされている(= stepped cycle track)区間です。ボラードは設置間隔が2メートルくらいまでなら連続的な分離と見做すことにしました。一方で縁石は、搬入作業用や車道横断用と思われる短い切れ目でも不連続と見做しています(今のところは)。それから交差点内は当然分離がないので、青いペイントで自転車横断帯が引かれていても「分離」の延長には含めていません。

結果、整備区間の西端のAldgate (地図)から東端のStratford(地図)までの約6.0kmのうち、分離区間は約2.9km(約48%)であると分かりました。

特に、Aldgateを出発してすぐのWhitechapel Station付近(地図)は約450mもの長さに亘って、構造的分離どころか自転車レーンも無く大判のピクトグラムが点々と置かれているだけの状態です。自転車通勤初心者には厳しそう。反対側の上り線は構造分離型に改修済みなんですが……。

もう一つの大きなギャップは死亡事故の多発で悪名高いBow Roundaboutを通過した先の区間(地図)で、約250mに亘り視覚的分離の自転車レーン(白の実線で区分されているので、自動車の侵入が法的に禁じられている正式なもの。mandatory cycle lane)が引かれています。

そして東側の終端部(地図)は、一度は縁石分離の自転車道として完成したものの(元あったバスレーンを丸ごと転換したため一番広いところで幅3.5mほど)、最後に撮影されたStreet Viewでは、道路工事の影響で縁石が剥ぎ取られ、幅が半減して自転車レーンになった姿が写っています。

2018年12月7日金曜日

M.Zuiko 14-42mm f3.5-5.6 II Rの絞り故障

オリンパスのレンズが使用開始から3年4ヶ月で故障しました。この先まだ症状が進行するかもしれませんが、現時点での状態をメモしておきます。

症状
  • カメラ本体の電源を入れた時にレンズから「ジジジ」という異音がする。
  • 絞りが最小(F22)になったまま固まる(AF作動時も)。
  • 光量が少なすぎてAFが合焦しないので撮影できない(MFでは可能)。
  • 電源ON時にレンズのズーム位置が19〜42mmだと絞りは正常に開放される。

絞りの固着解除
  • 絞り優先モードで絞りを最小(F22)にし、MFで1回シャッターを切るか、絞りプレビューを1回作動させる。
  • 絞りを中間程度(例えばF8.0)にしてシャッターまたは絞りプレビューした場合はその絞り値までしか固着が解消されない。
  • 電源を入れ直すとまた絞りが最小で固まる。