2023年12月12日火曜日

Dosun LR200のレビュー

Dosun LR200

Dosunの乾電池式テールライトを購入しました。

選んだ理由

今まで使っていた充電式テールライトの点灯時間が短くなり移動中に消えることが増えたので、以下の条件に合う代替品としてDosun LR200を選びました。

  • ランタイムが6時間以上
  • 一定の明るさ(徐々に暗くならない)
  • 複数の自転車で共用しやすい(ブラケット不要)
  • 自転車と一体感のあるシンプルな意匠
  • モード数が少ない
  • 安価

意匠面ではCAT EYEのRapid X(3000円台)が理想でしたが、Dosun LR200が600円と破格の安さ(普段は1000円)だったので透かさず注文しました。


Amazon.co.jpでの2023年1月以降の価格推移(一時は299円まで下がっていた)

パッケージ

表面

明るさは「3±10% Lumens」との表記。Dosunの公式ページでも「3 lm」ですが、Amazon.co.jpの商品説明では「最大12lm」と公称値に食い違いがあります(実際の明るさは後述)。


裏面

寸法

高さ65mm

幅18mm

ゴムバンド取り付け部の幅29mm

実測重量

同梱の単4電池1本も含めた重量を測定しました。


ゴムバンド(短)を使った場合は31.6g

ゴムバンド(中)を使った場合は32.3g

ゴムバンド(長)を使った場合は32.5g

各部の構造

LEDは中央の列に5個、その脇に1個ずつが配されている

基盤裏面に緑色のインジケーター

電源スイッチは適度に固く、バッグやポケットの中で誤点灯しにくい

スイッチはトグル式で、押すたびに High→Low→Flash→Off と循環します。今まで使っていたライトは6モードもあって煩わしかったので、それに比べると操作がとても楽です。


シートポストに接する面はおよそ直径40mm相当の曲率

かなり緩い曲率でそれほど変形もしないので、シートポストとは面ではなく線で接触しますが、軽く触った程度ではズレません。

電池カバーと本体の嵌合は緩くカパッと簡単に着脱できる

移動中に電池交換が必要になった場合でもコインなどでこじ開ける必要がなくサッと開けられるのは嬉しい配慮です。


電池の固定力が高く取り出しが難しいので紙を挟んだ

電池はガッチリ固定されるので走行中の振動で勝手にモードが切り替わるようなトラブルは起こりませんが、反面、指の爪が弱いと取り出しに難儀するので、引っ張るだけで電池を外せるように紙やテープを挟んでおくと良いです。


ゴムバンドはメガネ型でロゴ入り

一番長いこのバンドで3台の自転車すべてのシートポスト(それぞれφ25.4 mm, φ27.2 mm, φ31.6 mm)に適合しました。いちいちバンドを付け替えなくて済みます。ゴムのテンションが一番ちょうど良く感じたのは27.2mmで、25.4mmは少し緩め、31.6mmは少しキツめでした。


ランタイム実測

パッケージ記載のランタイムは

  • High 5 hrs
  • Low 9.5 hrs
  • Flash 10.5 hrs

ですが、これは恐らくアルカリ電池での値です。エネループを使った場合にどれだけ保つのか知りたかったのでインターバル撮影で確かめました。


方法と結果

使用電池は使い古しの無印エネループ(公称1.2V, 750 mAh)です。実験開始前の電圧は1.462Vでした。

ライトはHighモードで点灯させ、カメラはシャッタースピード 1/30秒、F2.8、ISO200、2分間隔の設定で撮影、30 fpsの動画にしました。動画の1秒が実時間の1時間に相当します。

撮影開始から4時間18分までは一定光量、それから42分間かけて徐々に暗くなり、その後は点滅に移行しました。

点滅は間隔が徐々に伸びていき、電力を最後まで絞り尽くす仕様でした。点滅モードに入った段階で撮影は打ち切りましたが、そのままライトを放置すると最後には発光が数十秒間隔になります。


各モードの明るさ

LR200は前述の通り公式 (3 lm) とAmazon (12 lm) で明るさ性能の表示に食い違いがあります。どちらが正しいのか、参考に手元の別のライトと比較しました。カメラはシャッタースピード1/30、F2.8、ISO200に設定し、カメラ、ライト、壁の位置関係を揃えて撮影しています。


LR200

LR200のLowモード

LR200のHighモード

ノーブランド品

ノーブランド品の 20 lm モード

ノーブランド品の 50 lm モード

ノーブランド品の 100 lm モード

一番明るく照らされた部分の明るさはLR200のHighモードとノーブランド品の20 lm モードが大体同じで、その面積がLR200はノーブランド品の6割くらいに見えます。ノーブランド品の性能表示が正確であれば、LR200のHighモードはAmazonの言う12 lmの方が近そうです。


路上での見え方

動画のダイナミックレンジが狭いのでLR200の光が背景にやや埋没している印象ですが、肉眼で見るとそれほどではありません。車の運転手が自転車利用者の存在を予期できている場合はHighモードの光量で十分実用に足ると思います。

そうでない環境では点滅モードにして誘目性を稼いだり、反射板や他の強いライトと組み合わせて使うのが良さそうです。


まとめ

非常に安価ながら、そこそこの明るさ、そこそこのランタイム、シンプルな意匠と機能、電池切れしてもすぐに対応できる乾電池式、と性能のバランスが取れた良品でした。