2017年12月3日日曜日

「宝石の国」展

また行ってきました、「宝石の国」展(前回訪問時の記事はこちら
会場周辺は折しもライトアップで宝石のような煌めき。気分が盛り上がります。

赤色の帰宅ラッシュを跨ぎ、

青色のイルミネーションを潜って、

薄荷色の入り口へ

2017年11月29日水曜日

自転車レーンの危険性評価研究の感想

幸坂 聡洋・宮本 和明・前川 秀和(2017)「自転車専用通行帯整備個所における交通事故分析」『交通工学論文集』3(5), 21-28, doi: 10.14954/jste.3.5_21

これまで日本国内でおざなりにされてきた、「幹線道路に自転車レーンを整備して本当に事故リスクは下がるのか」という疑問に、事故統計の分析を通して真正面から答えようと試みた論文です。

2017年11月30日 文を微修正、写真を追加

Maximum image size in Blogger as of 2017

When Blogger was integrated with Picasa, the maximum image dimension (width) was 1600 px and images uploaded through "insert image" tool in Blogger exceeding that limit were automatically resized to 1600 px in width.

After Picasa shut down and the picture storage for Blogger was replaced with Google Drive, there seems no information on this limitation, so I tried to figure it out using panoramic photos I took.

Note: I choose my Google Photos' upload option "High quality (free unlimited storage)" which lets Google resize bigger images.

Before uploaded: 4206*1577 px (2.2 MB) / After uploaded: 2896*1086 px (877 KB)

2017年11月28日火曜日

それナッジじゃなくない? ナッジ懐疑派の主張がポンコツな件

日本経済新聞(2017年11月25日朝刊)をパラパラめくっていたら、慶應義塾大学の土居丈朗氏が、一般向け経済誌に最近掲載された主な話題(自由貿易、マクロ経済活性化策、行動経済学)を概括した記事を寄稿していました。

行動経済学に関してはナッジ(nudge)無作為化比較対照試験の2テーマを扱っていますが、このうちナッジについては何故か、その代表的な応用事例を挙げてナッジがどういうものか説明するのではなく、ナッジの無力さを指摘した京都大学・依田氏の社会実験のみを紹介しています。概括記事としてはバランスが悪いですね。

ネタ元の『週刊東洋経済』2017年11月25日号を手に取ってみましたが、行動経済学の特集号であるこちらは日経の記事と違い、各種ナッジの成功事例を取り上げ、その後で「しかし効かないナッジもある」と依田氏の社会実験を付け加える穏当な構成でした。

そしてその社会実験ですが、東洋経済に掲載された依田氏自身の説明
  • 依田高典「人間の行動はそう簡単には変わらない〜効かないナッジがある理由」『週刊東洋経済』2017年11月25日号 pp.48–49
に拠れば、東日本大震災後の電力供給が逼迫していた時期に、どうすれば節電に協力してもらえるか、京都の700世帯を実験台にして効果的な手法を探ろうとしたもので、発電費用に応じて電気代を引き上げる介入と、節電要請メッセージ(「電力の使用をお控えください」)を送る介入を試したとのことです。

依田(2017)は後者の要請メッセージが「ナッジに相当する」と主張し、その効果が薄れてしまったことから、ナッジは効かないと主張しています。が、


それ、本当にナッジ?


2017年11月22日水曜日

篠崎ポニーランド

江戸川河口の葛西臨海公園から約10km上流の河川敷にふれあい動物園があります。

新宿(「ご注文はOIOIですか??」)


渋谷(「宝石の国」展)


代々木公園


炒り卵

スティックパイ

上面に振ったグラニュー糖が溶けてツヤが出た

2017年11月6日月曜日

レンガ敷きが高すぎるならアスファルトにレンガ模様を付ければ良いじゃない

車に徐行や注意を促したい交差点や生活道路では車道全面をレンガ敷きやブロック敷きにするのが理想的です。そこがスピードを出してはいけない空間であることを道路の見た目の雰囲気に語らせ、標識に頼らずともドライバーに直感的に理解させられるからです。問題は舗装費用の高さでしたが、呆気ないほど単純な解決策が実用化されています。



2017年11月3日金曜日

ネギが道に落ちてる画像のフリーペーパーをゲット!






2017年10月31日火曜日

疋田さんが引っ掛かった「釣り画像」の正体

2017年10月31日追記 公開後に一旦草稿に戻し、文章を全体的に見直して再公開。

疋田さんの「週刊 自転車ツーキニスト」747号に、如何にもトロールめいた画像が引用されています。
■なんか腹立つイラスト

ヒキタっす。ちょっとお久しぶり。これご覧ください。

https://mobile.twitter.com/urbanthoughts11/status/898082061281619968/photo/1

ドライバーのセリフ“Damn those bike paths and bus lanes taking all the space!”は「くそっ、この忌々しい自転車レーンとバスレーンが、道路の全部を占めてるゼ!」とでも訳しましょうか。
なにが“all the space!”だっての。
って、マンガの登場人物に怒っても仕方ない(笑)。
これが本当に釣り画像であれば作成者をほくそ笑ませるような見事な釣られ方をしている疋田さんですが、その前に、これがどういう文脈から出てきた画像なのかを確認しましょう。

2017年10月27日金曜日

「色覚多様性の人」という表現が気持ち悪い理由

日本経済新聞(2017年10月26日)「広まれ色覚バリアフリー 地下鉄や病院の表示定着 電子看板や信号、採用へ規格整備」https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2272317026102017NZBP00/

以前、日本遺伝学会が「色覚異常」に代わる新しい用語として「色覚多様性」を提唱して色覚異常の当事者も含めた一般人から悪評を買っていましたが、その用語が普通の新聞記事で使われるようになってしまいました。

2017年10月25日水曜日

ホットケーキ

フライパンにバターを入れすぎ&火を強くしすぎで焦げ目が強く出ました。


焦がしバターの香りが少し強いけど表面がザクザクしておいしい。


厚さは35mm

一度に生地を流し込みすぎたので生焼けになるかと思いきや、中までふわふわに焼き上がりました。加熱中、一貫してフライパンに蓋をしていた事、途中から火を最弱にした事が奏功したようです。

材料は

  • ホットケーキミックス 200 g
  • 鶏卵 1個
  • 牛乳 鶏卵と合わせて200ccになる量

という標準的な構成。

本職のCGアーティストによる交差点改良イメージ

私の「既存の道路用地でできる交差点改善イメージ集」はMSペイントでの落書きに毛が生えた程度のものですが、知り合いのグラフィックデザイナーが描いた作品もあるので紹介します。

CGの発注者が完成作品を紹介しているFacebookページ
https://www.facebook.com/jszypula/posts/10154851741687129

横浜の国道15号を題材に protected bike lane や protected intersection の設置イメージを作成したのは、私の自転車仲間で、Webデザインや3Dアニメーション、映像制作を本職とする Chad Feyen さん。国内外の自転車インフラについて深い理解があり、CGの腕も確かです。

自治体や学術機関にとっては質の高い整備イメージを用意できるかどうかが、住民とのスムーズな協議や研究結果の信頼性に直結しますから、Feyenさんのような仕事が速くて確実なプロに制作を依頼するのは十分メリットのある判断だと思います。

彼のデザイン事務所のウェブサイトはこちら
http://studiofeyen.com/



2017年10月31日追記{

  • この記事を書くにあたって私は特にどこからも報酬を得ていません(このブログは基本そうです)。ただただ紹介したかっただけ。
  • 行政の分野でデザイナーに積極的に任せるべきなのは、むしろ事業説明資料の紙面レイアウトかもしれないですね。お役所的ポンチ絵の文化は、少なくとも市民の目に触れる範囲からは完全に滅んでほしいです。



Hugin、OV3、GIMPによる魚眼レンズの歪み補正

Hugin はパノラマ合成ソフトですが、写真を1枚だけ読み込んで歪み補正に使うこともできます(いろいろ試していて気付きました)。オリンパスの簡易魚眼レンズ、BCL-0980 で撮影した写真を元に加工した例を示します。

オリジナル写真

2017年10月20日金曜日

既存の道路用地でできる交差点改善イメージ集

現実の道路を題材に、その既存の道路用地内でどれだけ自転車の安全性・快適性が高められるかをデモンストレーションする改善イメージ図。最近の作品をまとめました。(今年の CycleHack Tokyo で私が発表したものです。)

半蔵門交差点


内堀通り・半蔵門交差点の現況(右が北)
画像出典:macOS Sierra Maps app

新宿通り(写真上)から内堀通り(写真右)への左折レーンが交通需要に対して供給過剰です。また、内堀通り(写真左)から新宿通り(写真上)への左折バイパスは曲線半径が大きすぎで、スピードを緩めず通過できてしまうので、横断歩行者の優先を無視するようドライバーに促してしまうバッドデザインです。

自動車の車線数を削減して自転車道と緩衝帯に置き換えた例

上で指摘した問題を解消し、さらに自転車の安全で直感的な通行空間を設けました。また、細街路との無信号交差点は、通過する自動車に対して速度抑制作用を持つ段差が事故リスクを下げるとの Schepers et al. (2011) の研究結果に基づき、切り開き構造から切り下げ構造に変更しています。

Schepers, J. P. et al. (2011) ‘Road factors and bicycle-motor vehicle crashes at unsignalized priority intersections’, Accident; Analysis and Prevention, 43(3), pp. 853–861. doi: 10.1016/j.aap.2010.11.005.


スティックパイ


2017年9月27日水曜日

Firefly Ride 2017


Cycling Embassy of Japanが開催したナイトライド・イベント、Firefly Ride 2017に参加してきました。

2017年9月26日火曜日

ママチャリの仏式バルブ化

翌日に備えてママチャリのタイヤに空気をしっかり入れておいたら
夜中にバシュゥゥゥーとパンクしました。

タイヤの中で皺になって延びた部分に穴が。これはパッチでは直せそうにないですね。せっかくの機会なので前々から考えていた仏式バルブ化に踏み切ることにしました。

2017年9月24日日曜日

ある土曜日のスポーツ自転車交通量 (2) 荒川

前回見た多摩エリアは、
  • あまり広くない遊歩道の中で歩行者との混在を強いられる多摩・浅川サイクリングロード
  • 起伏が連続する中で車との錯綜を強いられる幹線道路
のどちらかしかなく、Stravaのsegmentで見ても閑散気味でした。では東京近郊で最も恵まれたサイクリング環境と言われる荒川放水路(河川敷道路)はどうでしょうか。荒川下流河川事務所の管内に当たる範囲をざっと調べてみました。集計期間は前回と同じく「今日」(2017年9月23日)です。

ある土曜日のスポーツ自転車交通量 (1) 多摩・日野・府中エリア

南多摩尾根幹線道路、通称「尾根幹」はロードバイクの定番トレーニング路線として愛好家の間では有名ですが、現地に行ってみると、メッカと言われている割には閑散としています。多摩川サイクリングロードのようにスポーツ自転車が引っ切り無しに行き交っているという印象は全く受けないですね。時間帯が違ったのかな。

そこで、Strava(*1)のsegment explorer機能(*2)を使い、尾根幹線上に設定されているsegmentを探して、それらの区間を通過したStravaユーザーの人数を調べてみました。

1 自転車やジョギングの記録をして全世界で共有するアプリ(公式サイトURL
2 Stravaには、ある一定の区間をどれだけ速く走れたかをユーザー間で競う機能がある。例えばA街道のB交差点からC交差点までといった形で区間が設定されており、その区間をsegmentと呼ぶ。segment explorerは地図・地名などから各地のsegmentを検索する機能。

2017年9月15日金曜日

油圧ディスクブレーキBR-M395のブリーディング

メンテナンス用の簡易スタンドにフロントフォークを載せて作業

先日のロングライドで長い坂を下っている時、後ろブレーキのレバーを握るたびにその感触がどんどんスカスカになり、ブレーキが効き始める点がグリップ側に近付いてきました。エア噛みしていたようです。前ブレーキは大丈夫だったので、後ろブレーキだけブリーディングする事にしました。

2017年9月10日日曜日

【再挑戦】宝永沢の雄滝・雌滝

前回はSPD-SLシューズで来てしまって途中で引き返す判断をし、
見ることが叶わなかった雄滝・雌滝(地図URL)。SPDシューズで再挑戦です。


さあ、登ろう。

2017年9月9日土曜日

ブリスベンの手作り自転車レーンと市当局のブーメラン批判

2017年9月8日(金)の朝、ブリスベンのHardgrave Road(地図URL)に手作りの自転車レーンが現われました。路面に自転車のピクトグラム、車道との境界に三角コーンやプランターを並べ、さらに一部箇所では人の壁で車から自転車利用者を守っています。

小学校(West End State School)に至る幹線道路に安全な自転車インフラを整備しない市への抗議として住民らが設置したもので、

Right to the City - Brisbane, Space4cyclingbne, Jonathan Sri, Councillor for The Gabba, West End Community Association. “Pop-Up Protected Bike Lane in West End
To apply political pressure for safe, separated bike lanes, West End residents will be creating their own temporary pop-up bike lane along part of Hardgrave Rd on the morning of Friday, 8 September to coincide with West End State School's 'Bling Your Bike Day'.

仕掛け人も予想していなかったほど多数の自転車が(子供も含め)通行し、沿道住民からも好評でした。一種のtactical urbanismですね。

Jonathan Sri, Councillor for The Gabba. (2017-09-08, 09:49am) :
This morning's pop-up bike lane was a huge success. Lots of people used it and there was plenty of positive support from residents.

この試みに対し、市の公共交通委員長は無責任で危険な行為だと批判しています。

Ruth McCosker. (2017-09-08). “Greens councillor Jonathan Sri defends human chain along West End road”. Brisbane Times.
Cr Schrinner said marking out an unofficial bike lane using pot plants and other obstacles was illegal and unsafe.

“This would be an irresponsible stunt with significant public safety implications,” he said.

“Placing objects such as pot plants or witches' hats on the road without approval or appropriate assessment by qualified traffic engineers could lead to confusion and potentially put the safety of both cyclists and motorists at risk.

しかし、元から整備されていた市による自転車インフラは、駐車車両のドアや走行車線の車からのマージンが不十分な位置のピクトグラムだけで、幅広い年齢、性別の人々の自転車利用を阻むもので、住民の手作りレーンより明らかに劣るものでした。抗議活動の主催者の一人がそれを皮肉っています。

引用者訳
ブリスベン市は、住民らが手作りした自転車レーンが交通工学の専門家の手による設計ではないため自転車利用者を危険に曝していると言う。よろしい、では市の仕事を見せてもらおうか。

“irresponsible stunt”というなら市自身が過去に整備してきたインフラこそがまさにそうなんですよね。なぜこうも巨大なブーメランを飛ばしてしまうのか。抗議活動に手続き上の問題があったのは確かにせよ、インフラの実態に目を向けず頭ごなしに批判する市側の姿勢は傲慢な印象を与えます。


なお、プロテストは朝の1時間の予定で、翌日には元通りに。

国道138号・山中湖西の自転車ナビライン



絶対的に足りない車道幅員、多すぎる自動車交通量、「自転車は車道」というドグマ、これらが組み合わさった結果、「安全で快適な自転車通行空間」どころではない、利用者を命の危険に曝すインフラが出来ていました。

富士山ロングライドで「ファミリー」から「チャレンジ」まで全てのクラスが通るルートに設定されているとは言え、これは生命倫理的にアウトな整備事例では?

(幹線道路における車道混在通行の死亡事故リスクについては過去の記事を参照)

2017年8月30日水曜日

コペンハーゲンの駐輪空間捻出手法と目黒通りへの適用例

コペンハーゲンのØster Farimagsgade通りは、道路の大規模改修を伴わずとも自転車の通行空間と駐輪空間を両方確保できる手法の例として参考になります。

出典:StreetView @55.6909253,12.575754(2016年5月撮影)

車道端にパーキングメーター枠と同じように白線で枠を描き、前輪を止める簡易ラックを設置しています。日本でもこれと同じデザインを適用できる道路が各所に見られます。

2017年8月26日土曜日

宝永沢の雄滝・雌滝で試すクリートカバー

去年7月に道志みち経由で富士山に行った時に道志村の滝に寄り道しました。
自転車を降りての散策ということでクリートカバーを試しましたが……

PWTクリートカバーのレビュー

シマノのSPD-SLクリートの歩行時用カバー(2015年12月購入)。
クリートへの嵌まりが緩くてすぐ取れてしまうので使わなくなりましたが……


2017年8月25日金曜日

2017年8月23日水曜日

新大栗橋交差点の歩車分離と自転車横断帯の復活



都道18号と川崎街道の交差点(地図URL)。
  • 歩道から直進する歩行者・自転車
  • 車道から左折する車
のサブ・コンフリクトが分離信号で完全に解消されています。

しかしその反面、左折車線が先行して青に変わるので、車道から交差点を直進しようとする自転車にとっては危険極まりない構造です。

品川通りの自転車歩行者道(南側)

丁字路の横画上側に相当する側。車道が赤信号でも交差点を直進できるのが
車道から分離された自転車通行空間の強みですが、デザインは要改善ですね。

今回は、整備区間の東端、小島町3丁目交差点から西に向かってインフラを見ていきます。

2017年8月22日火曜日

品川通りの自転車歩行者道(北側)


調布市小島町を東西に走る主要市道12号・品川通りの自転車歩行者道を見てきました。写真の枚数が多いので前後編に分けます。前編では道路北側のインフラを、整備区間の西端から東へ向かって見ていきます。

(市道の名前は調布市公式ウェブサイトの「調布市道路線認定図、路線認定調書」で確認できます。)

2017年8月14日月曜日

市道中央山越線の自転車道の【有効幅員】は何メートルか

愛媛県松山市の市道に2016年に整備された双方向通行の自転車道(bike track)が狭すぎると以前話題になっていました。Street Viewの写真から推測すると、その有効幅員は

0.8〜1.4m

で、一方通行の自転車レーン(bike lane)のペイント幅並みの狭さです。

2017年8月1日火曜日

疋田さんのメルマガ730号の感想(4)「自転車は車両という意識」

疋田さんのメルマガ、『週刊 自転車ツーキニスト』730号(2017-07-17)の感想です。
4回目は、「欧米先進都市の『自転車は車両』という意識に学ぶべき」について。

疋田さんのメルマガ730号の感想(3)「一足飛びではなく一歩一歩が重要」

疋田さんのメルマガ、『週刊 自転車ツーキニスト』730号(2017-07-17)の感想です。
3回目は、「一足飛びではなく一歩一歩が重要」との主張について。

疋田さんのメルマガ730号の感想(2)「自転車は歩道から出ていけ」

疋田さんのメルマガ、『週刊 自転車ツーキニスト』730号(2017-07-17)の感想です。
2回目は、「自転車は歩道から出ていくべき」との主張について検討します。

疋田さんのメルマガ730号の感想(1)「欧米では自転車は基本車道」

疋田さんのメルマガ、『週刊 自転車ツーキニスト』730号(2017-07-17)の感想です。

当該号の中で疋田さんは以下のように議論を構成しています:
  1. 欧米では自転車は基本車道である
  2. 日本では自転車は歩道から出て行くべきである
  3. 自転車インフラの整備は順を追って進めるべきである
  4. 自転車は車両という欧州先進国の意識に倣うべきである
この4点について、疋田さんが言っている事が本当に事実なのか、合理的なのかを詳しく掘り下げていきます。まずは1点目、「欧米では自転車は基本車道」について。

トロントの自転車レーンと海外の研究結果の解釈

トロントの市公式ページには、インフラの形態別に表示をON/OFFできる自転車マップが掲載されています。地図に掲載されている整備路線のうち幾つかをStreet Viewでざっと見たところ、日本との大きな違いが分かりました。

最終更新 2017年8月10日

2017年7月28日金曜日

2017年7月27日木曜日

国道16号・相模原市の自転車道 (1) 清新交差点

清新交差点(2016年11月撮影)

別視点から

ゆとりある空間資源を背景に、関東では数少ない3.0m幅の自転車道が整備された国道16号。その細部を観察してきました。

ヘルメットのコピー品と不正競争防止法

Amazonで売られている或る激安ヘルメットがどう見てもGiroのAttack Air Shieldのコピー品なのですが、その事実をGiro社に知らせても、一向に商品が削除される様子が有りません。開発コストを丸ごと盗まれているに等しいのに何故オリジナルの販売者はこれを差し止められないのか、関係する法律を調べてみました。

2017年7月23日日曜日

PanasonicのImage Appのかなり深刻なバグ(と欠陥デザイン)

「パ、パナソニックさん? 一体どうしちゃったんですか?」

デジカメ用のスマートフォンアプリに、開発チームの内部事情が本気で心配になるくらい深刻なバグが発生しています。AppStoreのレビューでも既に複数人からGPS記録が正常にできないと指摘されていますが、具体的にどういうバグなのか、画面のキャプチャと合わせて説明します。

解決法、というか問題の回避方法も見つけたので、この問題で困っている方はご参考に。

2017年7月22日土曜日

南多摩尾根幹線道路の感想と自転車利用者の4分類

今年2月の尾根幹騒動で注目された場所の一つ、唐木田車両基地の上の区間
(2016年11月に撮影)

ここだけ見ると自転車に配慮されている風に見えますが、ここに到るまでのアプローチは

  • 停車帯の無い
  • 狭い1車線の
  • 登り坂で
  • 規制速度が50km/hの
  • 交通の激しい車道

という過酷な環境で、自転車で走れば後ろから車に煽られること必至なので、通勤通学や買い物でママチャリに乗る人がナビマークの恩恵に預かることはまず無いでしょう。私はロードバイクでしたが、ここで車道通行はさすがに無理と判断して歩道を選びました。帰り道は下り坂なので何とか車道を走れましたが。

2017年7月21日金曜日

都道19号・鶴川街道の自転車レーン

自転車レーンの北側の端、下石原一丁目交差点

2016年11月(夕方と夜)と2017年6月(朝)に撮影した鶴川街道の自転車レーンの写真です。

「名古屋市自転車利用環境基本計画」の描くイメージと現実


出典:「名古屋市自転車利用環境基本計画」p.35 (pdf p.38)




現実には多分こうなるという想像図




そして現実(名古屋市桜通 地図URL


路上駐停車需要のある場所では柵や縁石で区切られていない単にペイントしただけの自転車レーンを整備しても車に塞がれて自転車の通行空間として機能不全を起こす。これはわざわざ試すまでもなく世界中の先例から既に分かっていた事です。

日本の自転車行政のおかしい所は、先行事例の失敗を学習せずに国の指針に機械的に従い、あちこちのプロジェクトで全く同じ間違いが延々と繰り返されている事です。

上に例示した名古屋の桜通は輪をかけて酷く、先行整備区間では自転車通行空間を車道から柵で区切って路上駐車の侵入を確実に防げていたにも関わらず、この追加整備区間ではそれを継承せずに破棄してしまいました。

外部サイトの関連記事
サイクルプラス「あしたのプラットホーム」(2015年06月14日)「名古屋国道事務所:国道19号伏見通り・桜通りの「自転車道」と「自転車レーン」

2017年7月10日月曜日

dhb Regulate Light Leg Warmersのレビュー

裏表にシリコングリップが付いているのが特徴

2017年7月5日水曜日

国交省ガイドラインの交差点設計例に対する事故予想が現実になりました

国土交通省・警察庁の自転車ガイドラインに掲載されている交差点構造は事故を招く可能性が高いと今年3月にツイッターで指摘しましたが、その予想通りの事故が今年6月にロンドンで発生していました。

国土交通省・警察庁(2016)「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」p.II-65 (pdf p.103) 所載の設計例。流入側の第一車線が左折専用、流出側の車線数が減少する交差点に、直進自転車を斜めに誘導する路面マーキングと自転車専用信号を付加していますが……


現実には自転車に青信号を出している間、他の全ての車を足止めするとは考えられない(警察は車の円滑な流れを最優先する)ので、恐らく直進自動車と直進自転車を同時に流すだろうと予想し、その場合、交差点の流出部で車と自転車が事故を起こす可能性が高いと(私の実体験も踏まえて)指摘しました。



そしてその通りの事故が、ロンドンの同じ構造の交差点で発生しました。


現行のガイドラインが思い付きレベルの杜撰な内容である事がよくわかりますね。全国の国道事務所、都道府県、自治体の担当者の方々は、くれぐれもガイドラインを鵜呑みにしないようにしてください。あなた方の設計が人を殺すことになるかもしれません。


2017年7月9日追記{
ロンドンの事故は、正確には上の図とは違って信号待ちのあいだドライバーの視界から自転車を遮る車はいませんでしたが、大型トラックの車体直近の死角に自転車の集団の一部が飲み込まれてしまいました。大型車混入率の高い幹線道路では、自転車を車から遠ざけるように通行空間を配置するのが鉄則と言えそうです(これは自転車が車道を走っていた交通戦争時代、交差点での左折巻き込み事故が多発していた事から日本が得ていたはずの教訓ですね)。

なお、上の図解は単にツイッターで流しただけではなく、東京都、京都市、大阪市の各建設局と国土交通省に内容証明付きで提出してありますので、上記のガイドラインに準拠した構造の交差点で事故が起きた場合、それについて国賠訴訟をしようとする弁護士の方のお役に立てるかと思います。

2017年7月4日火曜日

PWTツールケースのジッパー分離



2015年9月に買ったPWTのツールケース(生産終了?の初期型)のジッパーが本体から取れてしまいました。中身を詰めすぎた状態で強引にジッパーを開け閉めしていたら、ケースの角の部分2箇所で分離。同様の使用状況での故障報告はAmazonのレビューにも見られますね。縫い目を見るとかなり弱そうな糸で、特に動きの渋くなる角の部分でジッパーに掛かる力に耐えきれなかったようです。

今更ながら他のレビューを読むと、シリコンスプレーでジッパーの動きが滑らかにできるとの小技も。現在は同じブランドから後継品が出ています。商品紹介やレビューを見る限り、前作の欠点を徹底的に潰しているようです。

ジッパー分離の報告は元祖Vittoriaの製品にも出ているので、今買うなら上述のPWTの改良版が一番かもしれません。

2017年7月1日土曜日

「あなたの大切な人がここを走るとしたら」

交通の激しい幹線道路での車との混在通行や、大型トラックが轟音を立てて走るすぐ横に設けられた狭すぎる自転車レーン。イギリスでは依然としてこの種の危険な自転車インフラが多く、最新版の設計マニュアルにすら整備例として掲載されています。

そうしたインフラの実態を知らしめ、問題提起する画像を簡単に作れるツールを、イギリスのCycling Embassy of Great Britainが昨日(2017年6月30日)公開しました。


「もしあなたの大切な人がここを走るとしたら、どう思いますか」

この問い掛けで、今まで自転車インフラに無関心だった人にも現状の酷さに気づいてもらう狙いです。

私もさっそく手持ちの写真で作ってみました。
車道の端に自転車マークが設置されています。

2017年6月27日火曜日

乗客の一部が自転車に転換した場合の田園都市線の混雑率緩和効果の試算

以前ツイートした試算のメモ。東京でも特に混雑率の高い東急田園都市線の三軒茶屋付近を例に、国道246号の最外側車線を自転車道に転換した場合の混雑緩和効果を大雑把に推測しました。試算で用いた国内の設計指針の問題点も深く掘り下げています。

関連記事
東京都議会選挙の立候補者の方へ——通勤電車の混雑緩和に関して

東京都議会選挙の立候補者の方へ——通勤電車の混雑緩和に関して

鉄道の混雑緩和には道路の渋滞課金と自転車インフラ整備が有効との趣旨の意見を書きました。

2017年6月20日火曜日

LifeLine Narrow Road Mudguard Set のレビュー

フェンダーの装着例

マットな質感で目立たずタイヤと一体化して見えます。PET樹脂でアルミの芯を挟んだ構造なので頑丈なのに軽量。ただし取り付け難易度は高め。

Wiggle LifeLine Narrow Road Mudguard Set

2017年6月5日月曜日

【失敗事例】クランクへのペダル取り付けで締め込みすぎ

切り子があああああああああああああああ!

座面があああああああああああああああ!

お前かあああああああああああああああ!

2017年5月26日金曜日

ダジャレ系 Tactical Urbanism

Tactical urbanism には、腰の重い行政に代わって手近な材料で都市の公共空間の改善を即座に実現してみせるゲリラ活動的な側面が有り、「土地が無い、予算が無い、現状は容易には変えられない」という行政側の言い訳を真正面から粉砕してきました。

最近報じられたウィチタ(アメリカ、カンザス州)の事例もその系譜に連なる活動ですが、材料の選定には洒落が効いていました。

2017年5月21日日曜日

新緑の山

写真は全てDMC-FZ1000で撮影