2017年7月21日金曜日

「名古屋市自転車利用環境基本計画」の描くイメージと現実


出典:「名古屋市自転車利用環境基本計画」p.35 (pdf p.38)




現実には多分こうなるという想像図




そして現実(名古屋市桜通 地図URL


路上駐停車需要のある場所では柵や縁石で区切られていない単にペイントしただけの自転車レーンを整備しても車に塞がれて自転車の通行空間として機能不全を起こす。これはわざわざ試すまでもなく世界中の先例から既に分かっていた事です。

日本の自転車行政のおかしい所は、先行事例の失敗を学習せずに国の指針に機械的に従い、あちこちのプロジェクトで全く同じ間違いが延々と繰り返されている事です。

上に例示した名古屋の桜通は輪をかけて酷く、先行整備区間では自転車通行空間を車道から柵で区切って路上駐車の侵入を確実に防げていたにも関わらず、この追加整備区間ではそれを継承せずに破棄してしまいました。

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