2017年7月10日月曜日

dhb Regulate Light Leg Warmersのレビュー

裏表にシリコングリップが付いているのが特徴



実寸は概ね商品ページに記載の値と同じ

Sサイズの平置き寸法: 足首側の幅10cm、太もも側の幅19cm、長さ63cm(長さだけ寸法表より1cm長い)

写真から分かるように、生地は単純な台形ではなく、脹脛や太腿に合わせた曲線にカットしてあります。ただし立体裁断ではないので、生地の形と脚の形が合うように穿くと縫い目が脚の真後ろに来ます。

長さは私(股下76cmくらい)には10cm以上余分で、裾を踵で踏むくらいの浅い穿き方で丁度でした。普通に裾を足首に合わせて穿くならSサイズが適応するのは股下85cmくらいからでしょう。

なお、股下寸法はCanyonのPerfect Positioning Systemに記載の方法で測定しました。


縫い目と反対側、脚の正面下部に濃い灰色の再帰反射ロゴ

線が細く、光を返す角度も狭いので、飾り程度と考えた方が良さそうです。こういうのは5cm幅くらいの帯状にベタ塗りしないと大して意味が無いですね。また、再帰反射は前側だけです。後ろ側にも有った方が有効なのでは?


縫い目の上端は平面縫製ではなく、ゴムが折り重なって瘤状に(厚さ7mm)

最初の1、2回の試走で、この縫い目が当たる部分(太腿の後ろ側)に酷いミミズ腫れができる事が分かったので(太腿の周長は44cm)、以降はゴム部分を外に折り返して穿いています。それでも別にずり下がりはしないので、両面にシリコンゴムを付けた意味は無いですね。外側(ビブと接触する側)だけで十分です。


え、タグここ?!

太腿に当たる内側にこんなに大きなタグ。イガイガするので取り外しました。


タグを留めている糸は本体の縫い目とは別なので取り外しは簡単


使用感ですが、生地の伸縮性は縦方向、横方向ともに高く、脚の動きに追従します。吸水速乾性も普通のサイクリング・ショーツと同程度で、特に不快感はありません。(Amazonで見かけるノーブランドの激安品は伸縮性が皆無で汗も中々乾きません。生地の質は重要です。)

ただ、生地はやや厚め(普通のサイクリング・ショーツの生地と同じくらい)なので、UVカット効果は確実であるものの、汗が乾いて肌と生地の摩擦が弱まると膝裏に生地の皺が集まって地味に攻撃します。もっと薄い生地なら皺も気にならないんですが。

本国のイギリスでは夏の日焼けを防ぐという発想が無いのか、このレッグカバーは春秋の保温用として売られていますが(裏起毛ではないレッグカバー自体、以前はdhbのラインナップに無かった)、真夏の日本でも快適に使えています。

ロングライドでは強烈な太陽から肌を守らないと無駄に疲労し、判断力低下にも繋がるので、レッグカバー、アームカバーは私にとって必須装備と言っても過言ではありません。この商品はその役目を十分果たしてくれています。

なお、実測のペア重量は95g(Sサイズ)です。