Google Docsのadd-onを使ってNotoフォントを指定したところ、フォント名の由来、"No more Tofu" に反して酷い文字化け/文字逆転に苦しめられたので、問題の発生状況をメモしておきます。解決方法は見付からず、このadd-onとfontを避けるしかありませんでした。
環境
- MacBook Pro (Retina, Mid 2012)
- macOS (10.15.6)
- Pages (10.1)
- TextEdit (1.15)
- Preview (11.9)
- Adobe Acrobat Reader DC (2020.009.20074)
- Google Chrome (84.0.4147.89)
- Google Docs (as of 2020-07-20)
- Extensis Fonts (as of 2020-07-20)
症状
以下のいずれの症状でも、文書を編集しているGoogle Docs上やPages上、PDFを開いたPreview上やAcrobat Reader上では文字化けなどなく正常にテキストが表示されます。
症状1
- Google Docs文書のテキストのフォントをExtensis Fonts経由でNoto Serif JPに変更。
- その文書をPDFとしてダウンロード(Print→Save as PDFの場合も以下同じ)。
- そのPDFをPreviewで開き、テキストをTextEditにコピペ。
- コピペした文字列が逆転している(「るいてし転逆」のように)。
症状2
- 症状1のPDFをAcrobat Readerで開き、テキストをTextEditにコピペ。
- 全ての文字の間に半角スペースが1個ずつ入っている。
症状3
- 症状1のGoogle Docs文書の内容を新規Google Docs文書にコピペ。
- 新規文書上でテキストのフォントをArial、Times New Romanなどの(add-onを入れなくてもGoogle Docsで最初から使える)フォントに変更。
- (以下、症状1, 2と同じ)
症状4
- 症状1のGoogle Docs文書の内容を新規Pages文書にコピペ。
- PagesからPDFに出力(Print→Save as PDFでも以下同じ)。
- そのPDFをPreviewで開き、テキストをTextEditにコピペ。
- 半角英数字以外の文字が無くなっている。
症状5
- 症状4のPDFをAcrobat Readerで開いて同じくコピペ。
- 半角英数字以外の文字が全て文字化けしている(□の中に?)※TextEditの表示フォントは游明朝
症状6
- Google Docs文書の内容を一旦TextEditにコピペ。
- TextEditから再び、新規Pages文書にコピペ。
- Pages上でテキストのフォントを、ローカルにインストールしておいたNoto Serif JPに変更。
- (以下、症状4, 5と同じ)
回避策
- 新規Google Docs文書で最初からArialなどの(add-onが不要な)フォントだけを使う。
- 症状6のPages文書でフォントをNotoに変更しない、またはヒラギノ明朝などに変える。