2022年11月3日木曜日

【実験】淡島通りでバスを待つ

淡島通り(都道423号)に自転車レーンがペイントされてしばらく経った頃、同路線の各バス停の手前に「バス停留中 自転車停止」との看板が、管轄の警察署・建設事務所の名で立てられた。

バス停を島式化 (https://youtu.be/2Pvhkx0153k) せずペイントで済ませるという設計から生じた問題を自転車利用者に皺寄せしている格好だ。

もちろん、律儀にバスの後ろで待つ人は少ないのだが、もし看板の指示通りに待つと具体的に何秒のロスが生じるのだろうか。松見坂(山手通り)と若林陸橋(環七通り)の間の2.9kmを自転車で往復し、バスの発車待ちで失われる時間を実測した(実験をした15時台は路線バスが各方向7〜9本運行されている)。

結果、往路(山手通り→環七通り)では発車待ちイベントが2回発生し、計71秒(往路の所要時間全体の9.7%)、復路では1回発生し、90秒(復路の所要時間全体の12.1%)の遅れが生じた。タイミングが悪いとたった1回の発車待ちでも大きな損失に繋がることが分かる。

平日朝は各方向14〜15本/hもバスが走るこの路線で「バス停留中 自転車停止」とは、あまりに自転車利用者を軽視していないだろうか。