2012年1月21日土曜日

Megaupload閉鎖

運営者の逮捕、サイト閉鎖、それを非難する匿名のDDoS攻撃と、
Megaupload絡みで目まぐるしい動きが続いている。
これに関連して、ほんの一時間前にも、SOPA法とPIPA法が
WikipediaとGoogleの反撃で押し返されたと伝えられた。

インターネットが抱える本質的な問題で
愈々戦争が始まったと印象付けられた。
これだけならまだ対岸の火事なのだが、
Megauploadに関しては自分にも一寸関係してくる。

2012年1月16日月曜日

センター試験(英語)

新聞にセンター試験の問題と解答が載っていたので
つらつら眺めていたら、英語の問題にこんな文が。
For example, someone who loves bicycles might not delay
fixing a punctured tire while someone who does not may put it off.
その通り。喜んでパンク修理しますとも。
正確にはタイヤではなくチューブを直すんだけど。

他の問題文では、日本人学生が英語スピーチの自己紹介で
名―姓ではなく姓―名の語順で名乗っていたのが印象的だった。

2012年1月12日木曜日

菊と刀とATS

(2012年1月26日改訂)

今、ベネディクトの『菊と刀』を読んでいる。
(角田安正訳、2008年、光文社)
一時期流行った『~型自分の説明書』に近い面白さが有る。

原書の出版から時間が経ち、古典の域に入りつつあるが、
現代日本社会を読み解く上でもユニークな視点を提供してくれる。

2012年1月9日月曜日

であると考えます

学会の発表で良く聞く文句。
実験結果の解釈などを述べる時に、

「(私は)……であると考えます」

と使われる。つまり現時点では検証・反論待ちの仮説。
だったら「考えます」じゃないだろう。「考えました」だろう。

非過去時制の点アスペクトで言われると
数学の公式か何かを一方的に押し付けられている気分。
「この結果はこう解釈するものなのだ!異論は認めん!」と。

同じ思考動詞の「思う」が「思います」の形で
そういう意味にはならないからといって、
同じ用法を「考える」に拡張しないで欲しい。

アイデンティティ = 帰属意識

日経新聞で新年から「C世代駆ける」と題したシリーズが始まった。
今までと違う価値観を持ち、新しい事に挑戦する若者を追ったもの。
別にC言語を自在に操れる世代というわけではなく、
CommunicationとかChangeなどの意味を込めているらしい。

さて2012年1月9日朝刊にはそのC世代に対する意識調査が載った。
「あなたのアイデンティティーは?」という問いが有ったが、
用意された選択肢には
  • 出身地
  • 学校
  • あなたの国
  • アジアやヨーロッパなどの地域
  • 地球
などが挙がっていた。
あれ、アイデンティティー(自己同一性)ってそういう意味だった?
この選択肢なら寧ろ「帰属意識」じゃなかろうか。

こういう無自覚な意味の変化を見ると、
日本人にとって「自分を自分たらしめているもの」は
所属する集団なのだなあと実感する。


まるでシャガの花の様だ。
一本一本別に見えて、全部地下茎で繋がった一個体。