2015年10月23日金曜日

心拍計の数値が正しく出ない

(この記事は、先日公開した「心拍計の数値が激しく上下する場合は」の前編です。公開する順番を間違えました。)

キャットアイの心拍計 HR-10

サイクロコンピューターの心拍計が故障しました。



使用開始から10ヶ月(使用回数は100回ほど)経過した頃、画面に表示される心拍数が実際の心拍数(*)の2/3程度に下がる症状が出始めました。

* 手で脈を取りながら電子メトロノームのタップ機能で計測。

メトロノームのタップを3拍に1回わざと抜かすとちょうどサイクロコンピューターの画面の心拍数と一致するので、心拍計も3拍に1回、信号を取り零しているようです。
 
運動強度をAT以上に引き上げて心臓を力強く鼓動させると正しい心拍数を表示するようになるので、AT以下だと脈が弱いんでしょうね。ただ、使用開始当初はそれでもちゃんと測れていましたから、機器側の問題である可能性の方が大きいです。

では、心拍計の不具合の原因は何でしょうか。

ローラー台トレーニング時に現われる症状なので、肌の乾燥による通電不良は最初から除外できますが、それ以外は思い付かなかったので、キャットアイのカスタマーサービスに問い合わせて助言を求めました。

その回答と、助言を受けて試した結果は、
  • 装着ベルトの電極パッドの汚れを拭き取る。
    → 使用後は毎回洗濯しているので関係無し。
  • 心拍センサーを180度回転させて取り付けてみる。
    → 試したが改善せず。
  • 左の電極を心臓に近付ける為に装着ベルトを少し右に回してみる。
    → 試したが改善せず。
  • 電極と皮膚を密着させる為にベルトを短くする/装着位置を調整する。
    → 試したが改善せず。

どの対策も効きませんでした。

埒が明かないので部品をカスタマーサービスに送り、点検してもらいました。結果、装着ベルトの導電部の抵抗が高くなっていた事が原因と判明。保証期間内だったので、新品の装着ベルトに無償交換となりました。

心拍ベルトの電極パッドから、

スナップボタン(ホック)までの間の電気抵抗が高くなっていた。

ベルト交換後は正常な値が出るようになりました。



交換後しばらく経過したベルトのスナップボタン部分。水垢汚れが見える。

どうやら、洗濯後にしっかり水気を拭き取らないと接点部にだんだん水垢が溜まっていって抵抗が上がってしまうようです。