奈良中心市街の自転車インフラ整備計画を検討している委員会が2013年12月に行なったアンケート調査の質問票にこんな問いが有りました。
これは、車道の一部をペイントで視覚的に区分する自転車レーンが奈良市民にどの程度受け入れられるかを事前に調査し、支持率が高ければ整備に踏み切ろうという目的で設けられた問いのようです。
しかし、
オリジナルの図で問題の有る部分をマーカー強調
黄色でマークした文言は、自転車レーンの印象を良くし、歩道走行の欠点を強調する事で、回答者に「1 車道」を選択するよう誘導しています。これは調査結果のデータとしての信頼性を台無しにしてしまう修辞法で、アンケート調査では避けるべきだと言われています。
外部サイトの関連記事
SurveyMonkey Blog(2015年3月7日)「データを台無しにするアンケート項目トップ5」
Wikipedia(2015年10月21日版)「詭弁」ページ内「充填された語 (loaded language)」
とはいえ、この質問票は「案」です。本番の調査ではきっと修正されたものが使われたんでしょう。それがこちら↓