マレーシア旅行から帰ってきた家族がおみやげに楽器を(!)買ってきてくれました。
「博雅」! 平安時代の天才音楽家、源博雅と関係が有るのか…。
蓋を開けると、
これはあれでしょうか、「笛子(dizi)」というヤツではないでしょうか!
凄い!本物だ。日本の篠笛とは全然違いますね。
中国笛ならではの特徴。歌口と指孔の間に謎の穴。
ここに薄い膜を張る事でチャルメラの様な派手な音が出せる…
という事は以前から知っていたので、写真では早速サランラップを張ってあります。(個人的にはクレラップの方が好きですが…。)ここには本来、竹の薄膜を張るらしいのですが、ラップで何ら問題無い事は小学校のリコーダーで実証済みです。
管の足部には指が届かない位置に表裏とも穴が開いていました。
オーボエと同じ理由で開いているのか…。良く分かりません。
接続部は管の内外に金属が使われています。真鍮でしょうか。
嵌め込む感覚がモダンフルートとそっくりで、竹管なのに不思議です。
試し吹き♪ …の前にアルコール消毒ですね。
民族楽器は買ってそのまま吹くと、おなかを壊すという噂を聞きました。
吹いた感じは篠笛に近く、龍笛より大分楽です。
音は低音と高音の中間辺りで一番倍音が強烈で、高音域に飛ばすとフッと素直な音になるという特性が有って面白いです。
買って直ぐの竹製楽器は、本当は長時間吹いてはいけないんですが(割れの原因になる為)、ついついハマって吹き続けてしまいました。
何か一曲通して吹ける様になったら、もう一つのブログでご披露したいと思います。