足立区
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中央図書館は23区内で最大規模。
外国語図書コーナーも力が入っていて、
「映画になった日本の小説」などテーマ展示をしていた。
観光地図や法律相談、ゴミ出しルールなど、
外国人向けの広報拠点としても活用している様子。
荒川区
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日暮里図書館は韓国語図書が充実。
1Q84のハングル版が新着図書コーナーに。
文京区
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蔵書印が、目白台図書館はメジロ、
本駒込図書館は都電など、その図書館に因む図案。
小石川図書館は23区内屈指の音楽CD大量所蔵館。
館毎に資料の重点収集分野を分担する戦略らしい。
千代田区
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モチーフはお濠にいるコブハクチョウだろうか。
背景色は区内在住か、区内に通勤通学か、区外かで違う。
メルマガ登録で新着資料やイベントの情報を配信。
最近届いたのは、
図書館コンシェルジュと巡る
神保町ナイトツアー《本×カクテル編》
絵本読み聞かせ会とかじゃないんだ……。
中央区
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宇宙!
スペースシャトルに搭乗できるんじゃないかと
思わせる凝ったデザイン。
表面に名前記入欄が無いのも独特。
重厚な石造りの外観の小学校に併設されているのは
日本橋図書館。土地柄か、サラリーマン川柳が展示中。
北区
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一転してほんわか系のデザイン。
北区は明治から大正にかけて、芥川龍之介など
有名な文士が住んでいた事から、
文士ゆかりの場所を巡るガイドマップを配布。
目黒区
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キャラクターものでは出色のセンス。
漫画の蔵書も比較的豊富で、絶望先生、オトメン、
聖☆おにいさん、うさぎドロップなど、最近の作品も有る。
港区
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東京タワーのお膝元、みなと図書館は
閉館の音楽がやけに元気の良いクラシック。
外国人利用者が多いのか、利用者登録用紙も
日英2言語が併記されている。
中野区
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手書き用の氏名欄が無く、機械による印字。
テレホンカードの様に下辺に切り欠きが有るが、
自動貸し出し機などは設置されていない。
中央図書館は23区内でも規模が大きい方だが、
時々地下の音楽練習室から爆音が聞こえてくる。
ちなみに、区の予算不足で視聴覚資料は数年来
新規購入を停止しているので寄贈歓迎との事。
練馬区
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練馬大根なのだろうか。輪郭だけ見ると
水道局のキャラクターと言っても通用しそう。
最近続々と各館の改修・新設を進めている、勢いの良い区。
世田谷区
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リッチな印象の区ほど
逆に図書館は地味な気がする。
渋谷区
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ハチ公を使えば良かったのに何故か兎。
この区も図書館は地味目。
品川区
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鮮烈な色使いでユリカモメ(夏毛ver.)を配している。
紐を通す穴が左下なのは珍しい。
新宿区
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図書館でDVDが借りられるという事を
初めて知ったのがこの区の中央図書館。
どれにしようかなと嬉々として選んだのが
『人体解剖マニュアル』だったが、
グロくて、以来DVDは借りていない。
四谷図書館は複合ビルの七階に入っていて、
広い窓からは広大な新宿御苑の緑が見渡せる。
コリアンタウンに程近い大久保図書館は
ハングル図書が多い印象は受けなかったが、
案内表示は日韓中が揃っている。例えば、
新着資料(貸し出し可能です)
신착자료(대출가능합니다)
新到资料 (请可以出借)
杉並区
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「ご当地キャラのなみすけはどこへ行った!」なデザイン。
利用者登録は自宅のパソコンからでもできて便利……
かと思ったが、実際の手間はあまり変わらなかった。
他の区と違い、カードは利用の有無を問わず2年間で失効する。
方南図書館は保育園併設の真新しい建物。
半分近い面積を児童書に割いている。
下井草図書館も新しい。蔵書規模にしては
駐輪場や車椅子用の駐車スペースがゆったり。
中央図書館は建物の裏手に小さな森が寄り添っていて、
本を持ち出して読めるらしい。ただ行った時は
「カラスの子育て中につき襲撃に注意!」とあった。
台東区
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かっぱ橋通りに面した中央図書館は
ガラスを多用した未来的な建物。
館内も明るい木目の床にアルミの棚と、
23区内でも一際清潔感の有るデザイン。
言語の書架にはカセットテープ付きの語学教材が多数。
昔から資料購入には太っ腹だったらしい。
豊島区
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池袋を領内に収める図書館。
乙女ロードに至近の中央図書館では
今月は樋口一葉や与謝野晶子の日記・書簡を展示中。
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と、こんな図書館巡りだが、上には上がいる。
都内の区立図書館、全253館を制覇した兵、
東京図書館制覇!
自分が図書館巡りを始めたきっかけであり、
私淑するサイトである。