連休中は車が出払ったからか、
都心でも空気が澄んでいた。
運転も皆、いつもより穏やかである。
都市交通の理想の姿は多分こんな具合だろう。
ちょっとだけ未来を先行体験した様で、
なんだか得した気分。
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民主党は相変らず高速道路無料化に
拘っているようだが、それで良いんだろうか。
a1. 料金所での渋滞解消
a2. 一般道の渋滞解消
a3. 経済振興
という利点よりも
b1. 潜在需要の喚起で交通量増大 (→事故増加)
b2. 公共交通機関の収益悪化 (→ますます車依存へ)
b3. 排気ガスの増加
の弊害の方が大きくないだろうか。
(b3は「逆に減る」とする説も。本当か?)
いやいや、それだけじゃない。
高速道路無料化の更なる問題は、
「自動車を優遇しますよ」
というメッセージを発してしまう事。
これは今後の交通政策に
大きな障害を残す事になる。
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ここでちょっと渋滞対策の歴史を辿ってみる。
(近代以前は省くが)初めは
c1. 渋滞の発生
c2. それなら、と道路の追加整備
c3. 拡張した以上に交通量が増え、相変らず渋滞
という失敗が有ったらしい。
仮に成功しても騒音・排気ガスは劇的には減らない。
そこで、交通需要自体を抑えようと
d1. 通行税を課す
d2. ドライバーが反対
d3. 頓挫
方向は間違っていないと思う。
自動車に頼る生活からの脱却で
社会のストレスや医療費を減らせるというから。
とはいえ、反対されては動けない。
e1. ならば説得
e2. 車に対する価値観を変えていく
e3. いま試行錯誤の最中
と、こういう流れらしい。
今この時代は、「車依存は良くない」という
意識を徐々に社会に浸透させていく時期。
そこに民主党の衆愚政治だ。
もうほんと止めて欲しい。