2016年8月3日水曜日

西湖でMTB体験

初めて本格的な場所でMTBに乗りました。



旅行中に立ち寄ったキャンプ施設、PICA富士西湖

宿泊者以外でも利用できるレンタルMTBが有りました。但し、コインロッカーやフロントでの荷物預かりサービスは無いので注意。

cannondaleの2014年式 trail 7
ステムのボルトが錆びてますが、サスペンションの中身は大丈夫かな?

え? MTBで走れる林道あるの?

その他にもBMXや敷地内で乗る用のストライダーが用意されていました。

希望の自転車の番号をフロントで伝えて鍵とヘルメットを借りる方式。足下の板の隙間に鍵を落としそうになってヒヤッとしました。

今回は敷地内のレンタルバイク専用コースだけ走りました。

フロントの建物からMTBコースまでの敷地内道路が既に起伏のある未舗装路。ただ、途中案内板がほとんど無く、僅か250mの距離で迷いに迷って、コースに辿り着くまで30分も掛かってしまいました。

左手から来て右手の広場に出る直前に上級者コースの入口(中央やや左)が有ります。

広場に着きました。

これが初心者コースですね。バーム(berm)とコブが3つずつあるU字型の小さなコースです。初めてのバームでは何度も外に飛び出しそうになったり、転びそうになって、1周するだけで一気に心拍数が跳ね上がります。

日差しが暑い! 2〜3周してはすぐに木陰に入って休憩。ペットボトルの水が一気に減っていきます。

コースの周りには富士山麓らしく溶岩が転がっています。

続いて上級者コースに挑戦! 枝葉が張り出しているので、長袖、長ズボン、ヘルメットはもちろん、保護グラヴも嵌めた方が良いですね。

比較的走りやすい平らな区間

唐突に視界に入ってくるユリの花

メカニカルディスクブレーキ。屋外保管で少し錆びていたのも有ると思いますが、レバーの引きは油圧よりかなり渋く重かったです。ただ、コースが短かったのでそれほど気になりませんでした。

コース途中に何故か数箇所ベンチが置いてありました。

コース途中の最大の難所、地面の窪みの縁ギリギリをループ状に走る部分です。写真では分かりにくいですが、地面に深さ2m弱、直径6〜7mくらいの大きな穴が開いています。公式サイトのコース図には無いので後から追加された部分なのかもしれません。

逆方向から。窪みの縁ギリギリの狭い部分で横から木の幹が迫り出している上、足下にも岩がタイヤにちょっかいを出そうと待ち構えています。

もし転んだら崖下に落ちるという恐怖感から、何度もここで足付きして止まってしまいました。

窪みの底から見上げた自転車。かなりの落差です。

ついでに穴の底を観察。

岩の表面がフカフカの苔に覆われています。

窪みから這い上がってコースに復帰。危険なループを抜けても岩や段差が待ち構えています。

段差を乗り越えられなくて、ここでも何度も足付き。最後には「行け行け行け行け!」と自分に向けて声に出していました。

ゴールの広場に向けてS字カーブをクリアすると、

最後にこれ。勇気を出して突撃!

短いコースではありますが、足付き無しで走り切れるまで10回近く挑戦。クリアした時は達成感で快感物質がドバドバ出ました。

今までロードバイクでは積極的にリスクを取る乗り方は一切してこなかったので、速度を保ったまま急カーブを曲がったり、岩や木の根をガシガシ乗り越えたりするのは新鮮な体験でした。同じ「足付き無し」でも、ひたすら苦しみを耐えるだけのヒルクライムと、自分で考えて攻めていくMTBとでは全然違いますね。いやー面白い遊びだ。