高尾山の麓で火渡り祭が行なわれる。
丁度天気も良いから登山ついでに見て来よう。
火の祭だけあって消防車が待機。
太鼓、法螺貝、錫杖など、民族色の強い楽器が読経を彩る。
後方に砲撃隊も控えていた。
願文奏上などを済ませ、
点火!
炎が高く上がる肝心の場面は撮り損ねたが、
誰も彼もがカメラを構えていたから、明日辺り、
そこらのブログで見られるだろう。他力他力。
さて、修験者が渡り終えると一般人の番である。
各々、靴を脱いで列に加わる。
心理的には単なるアトラクションだとしても、
目の前の光景はしっかり宗教儀式だ。
何百人、いや、何千人が並んでいるんだろうか。
来るまでは興味本位で渡ってみたいと思っていたが、
こうなってくると急に白けて、どうでも良くなってしまった。
と、横を見れば、「つまんね」と座り込んで
行列をしみじみ眺める子供。