2012年1月9日月曜日

であると考えます

学会の発表で良く聞く文句。
実験結果の解釈などを述べる時に、

「(私は)……であると考えます」

と使われる。つまり現時点では検証・反論待ちの仮説。
だったら「考えます」じゃないだろう。「考えました」だろう。

非過去時制の点アスペクトで言われると
数学の公式か何かを一方的に押し付けられている気分。
「この結果はこう解釈するものなのだ!異論は認めん!」と。

同じ思考動詞の「思う」が「思います」の形で
そういう意味にはならないからといって、
同じ用法を「考える」に拡張しないで欲しい。