2016年10月28日金曜日

松山市内の自転車環境 (1) 松山空港と空港通

空港から市中心部に繋がる幹線道路(場所)。大型車混入率が高いですが、
自転車通学の生徒はこんな路線でも車道を走るよう指導されてるんでしょうかね?



松山空港

お遍路さん更衣室と共にサイクリスト更衣室も。

ネットで検索してみると、自転車で遍路をする人も結構いるみたい。


空港の建物を出て直ぐのバスターミナル横に自転車ラックが。

空気入れも置いてあります。

市の中心部までは6km強。距離だけ考えれば自転車で25分も掛からないでしょう。ここにレンタサイクルのポートが有れば利用する人もいるのでは、と思いましたが……。

冒頭の空港通。大型貨物車が通ると、こんなんよ?

ここはあんまり自転車で走りたくないですね。渋滞緩和の為にトンネルを掘って通した新空港通りも有りますが、未だに写真の空港通が、沿道の商業施設等の多さから激しく使われているそうです。


バスベイ部分

歩道はセミフラット(?)化されています。

逆走自転車はこの後、車の流れが途切れたタイミングで反対側に斜め横断。

歩道橋の階段。なぜかブロックがズレている。

道を挟んで左右にコンビニ

ここは自転車横断帯が着色されていますが
市内全域で一貫して着色されている訳ではありませんでした。

側方間隔(自転車の乗員の右肘から車の左ドアミラー先端まで)は
相手が普通乗用車で中央線に寄った場合に何とか1メートル確保できるくらい。

雑草が車道に張り出している所で大型車が来ると
最低限の安全マージンも確保できそうにないですね。

この環境で歩道と車道のどちらが安全かはかなり微妙に見えます。

歩道を通行する場合は沿道の駐車場から出てくる車との安全マージンが殆ど無いですが、店舗によっては出入り口の見通しが良い場合も有るので、一概に歩道が危険とは言い切れません。

空港方面。交差点手前は右折車線が付加されて余白が無くなります。

こういう環境では交差点の手前で自転車が歩道に上がるのが一般的に見られる行動ですが、そこまで自転車の多い時間帯ではなかったので観察はできませんでした。

ローソンの店先。入口に一番近い駐車枠が自転車用になっていますが、
自転車は店舗の壁の前に停められています。

店側は転倒した自転車でガラスが割れる事を懸念してこうしたのだと思いますが、自転車を降りてから歩く距離を最短化しようとする行動原理や、柵等で車から保護されていない空間に自転車を停める事の不安感を拾い切れていない感が有ります。


歩道には意図がいまいち良く分からない白線

奥に見える山の下には新空港通りのトンネル(1998年供用開始)が走っています。

沿道の事業所の駐車場出入り口。
車道と歩道の高低差が殆ど無いので縁石が抑速ハンプとして機能していません。

歩道をセミフラット化するにしても、車乗り入れ部は縁石形状の工夫で抑速機能を維持した方が良いと思います。


白線は電柱収容空間を区切ってるのかなあ。

県道18号と県道22号の交差点(場所)。
矢印信号ではなく時差式信号で右折車を処理しているのが特徴的。
松山市内に広く見られます。

空港方面から来て県道22号に右折する車が非常に多い。




二段停止線は東京では滅多に見掛けませんが松山では一般的です。

南側の歩道も有効幅員はかなり狭め。