2016年10月1日土曜日

疋田氏の最新刊の嘘

疋田 智(2016)『電動アシスト自転車を使いつくす本』(第1刷)をパラパラっと読みました。どうすれば読者に満足感を与えられるかをよく考えて、面白く役立つ情報を盛り込んでいます。

ところで雨の日の自転車について、こんな記述を見つけました。

p.126
 車道を通るのが当たり前の日本以外の諸外国(特に欧州諸国)にとって、さすべえ的な存在は、高速運転の邪魔であり、危険のもとでしかないのだ。
雨の日に自転車に乗る、という際、彼らは、雨具を着るか、あるいは、そのまま濡れていく。少なくとも傘はささない。自転車にのりながら傘をさすという、その発想自体がない。
自転車に乗りながら傘を差す事の是非はさておき、何故こうも疋田さんはすぐバレる嘘を吐くんですかね。重箱の隅突つきですが一応指摘しておきましょう。





動画の説明文の抜粋
Weather conditions do not really change the number of cyclists in the Netherlands. The Dutch simply put on a rain coat, a "rain suit", or they get out their umbrellas. Riding a bike while holding up an umbrella is perfectly normal in the Netherlands. And a lot of people feel they will simply dry up quickly enough again.

(引用者による和訳)
オランダでは天気が悪くても自転車に乗る人の数は変わらない。レインコートを羽織ったり、「レインスーツ」を着たり、傘を差したりする。オランダでは傘を差しながら自転車に乗る事は至って普通だ。それに多くの人は雨に濡れてもすぐ乾くだろうと考えている。

私自身も2010年夏に旅行したオランダのフローニゲンで雨のなか傘を差しながら自転車に乗る人を見ました。動画も撮ってあります:



私が撮った動画では自転車は車道を通行していますが、何人かが傘を差しています。疋田さんは自転車の車道通行が当たり前の欧米では自転車の実勢速度が日本よりずっと高く、傘など差せないと主張したいようですが、日本と大して違うようには見えません。

ただ、傘も雨具も装備しない人が多かったのも印象的でした(歩行者も単にパーカーのフードを被るだけなど)。雨が上がればじきに空気もカラッと乾くので、服が雨に濡れる事をあまり気にしていないのかもしれません。日本の夏と違ってジトジトしていないのは確かです。

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