2012年10月3日水曜日

ギリシャで自転車が復権

自転車に関する海外ニュースの紹介(要約)。


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経済危機で車の維持費が払えなくなったギリシャ人が
かつては貧乏人の乗り物として見下されていた自転車に
続々と乗り換えており、街に自転車店が急増しているそうです。



車の通行台数が二年連続で40%以上落ち込む一方、
2011年の自転車の販売台数は前年の25%増。

まともな自転車レーンが無く、車道の舗装もボコボコ、
坂道も多い地形のギリシャですが、タクシー代や地下鉄運賃まで
節約せざるを得ない状況で自転車を選ぶ人が増えていると、
記事は伝えています


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また、イタリアでも同様の動きが現れています。

2011年の自転車販売台数が車の販売台数を追い越しました。
経済危機と燃料の高騰で車の販売台数は1964年水準にまで
落ち込む一方、自転車は安価な移動手段として注目されているようです。

イタリアと言えばカンパニョーロにジロディターリア、
言わば自転車の本場ですが、大都市の中心部は
車とスクーターに占拠されているそうで、

今週末の自転車会議を前に、イタリア首相のジョルジョ・ナポリターノ氏が
自転車の走行環境を整備して欧州他国に「追い付こう」と呼び掛けた、
と記事は伝えています。