2013年8月31日土曜日

チューブのパンク対策——その後

タイヤのインナーチューブが
バルブステムの根元で裂けるという問題。

絶縁テープを貼って保護する対策を打ってから1ヶ月ほど経ったので、
チューブを取り出して様子を見てみました。



今回は写真は有りません。
絶縁テープの糊がベトベトしていたので
さっさとゴミ箱に捨ててしまいました。



バルブステムの根元から剥がした絶縁テープを見ると、
リムの穴の縁やリムテープが押し当てられた跡が
くっきり残っていました。

特に、バルブステムの側面に当たる箇所には、
それらが深く、鋭く食い込んだ形跡が有り、
リムの穴の縁を鑢で削るだけでは不十分だった事が分かります。

幸い、絶縁テープの裏面(チューブ側の面)には
食い込み跡がそれほどはっきり残っていませんでした。
バルブステムの根元のゴムも無事です。
絶縁テープが応力を分散してくれたようです。



応急処置でも問題ない事が分かったので、
そのまま組み立て直しても良かったのですが、
せっかく分解したので、今回は絶縁テープの代わりに
廃チューブでパンク対策をする事にしました。前回も紹介した方法です。

チューブは完成車についていたKENDAのもので、
全体では重量が約100g、ゴムの厚みは実測値で1.0mmでした。
厚みがある分、絶縁テープより応力分散の効果が期待できます。

まず、ハサミで廃チューブを四角く切り抜きます。
私はとりあえず 4 × 2 cm 大にしました。
中央に千枚通しで穴を開けたらバルブステムに被せます。
あとは普通に組み立てるだけです。
切り抜いたゴム片の重量はせいぜい1gくらいですが、
ホイールバランスを気にする方は、パンク対策を済ませてから
バランス取りの作業に入るのが良いでしょう。