ついにやってしまった。
自転車で事故。
脇道から進入してきたタクシーに衝突した。
幸い向こうの車両は速度が出ていなかったから
指に軽い傷で済んだが、どうも不可解な事故だった。
道の脇にタクシーが停まっているのは
ずっと手前から見えていた。
合流の機会を窺っている様子だったが、
こっちが先に通過するのを待ってから
入ってくるだろうと加速したら、
直前になって向こうも発進。
両者の動線が重なってガシャン。
運転手がこっちに気付かなかったのか、
はたまた気付きつつも先に行けると踏んだのか…。
互いに譲り合わない性格だったのかも知れない。
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不思議だったのは衝突までの時間。
全力でブレーキを握り締めればギリギリで
衝突を避けられたかも知れない距離だったのだが、
タクシーの車体が2-3mまで迫ってきた時、
ああ、これはぶつかるな
と妙に醒めて諦観してしまった。
そしてその予想通り、吸い込まれる様に。
ああいう時、なぜ車体を凝視してしまうのだろうか。
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さて、指から血を垂らしながらもそのまま走り、
当初の予定通り、最寄の図書館へ。
洗面所で傷口を洗った後、
入口の消毒液で殺菌し、化膿を防ぐ。
去年のインフルエンザ騒動で
どの区でも置く様になったが、
こういう時に図書館が役立つとは。
この前も、道に迷って立ち往生している時
偶然図書館を見つけ、地図を閲覧して事無きを得た。
最近、図書館の使い方がおかしい。