今朝の日経新聞(14版)の一面は粋なレイアウトだった。
「自動車取得税の廃止検討――民主税調 消費増税と同時期に」
の直ぐ隣に
「増えるCO2に手詰まり――削減目標 赤信号」
を持ってきた。
「大衆迎合ばかりで将来を考えないと
世界の信頼を失うぞ」という、
さり気無くも痛快な民主党批判に読める。
日経新聞は経済が上向くなら環境など二の次という
姿勢だと思っていたが、案外そうでもないのかな。
まあ、削減目標を達成できないと中国やアメリカを説得できず、
競争環境に差が付いてしまうからなんだろうけど。
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さて記事に拠れば税の廃止は
自動車業界と経済産業省が求めているらしい。
購入時は自動車取得税と消費税、
保有時は自動車重量税と自動車税が掛かるから
二重課税だとの指摘が有るそうだ。
二重課税だから廃止しろとでも言いたいのだろうか。
自動車の様な環境負荷が高い商品は
寧ろガンガンに税率を上げて利用を抑制すべきだと思うが。
電力危機で電気自動車には安易に逃げられなくなった今、
排気ガス、交通事故、駐車空間、公共交通の弱体化、
更には高齢者ドライバー問題までも抱える自動車。
優遇してる場合じゃないよね。
将来どうするつもりなんだろうね、
票取り人形の民主党は。