2017年1月8日日曜日

千石一丁目交差点の停止線冒進率

千石一丁目交差点についての国土交通省の報道発表資料に疑義を呈したブログ記事、
に、現地の自転車の挙動を録画した映像資料が掲載されています。これを利用して、赤信号の間に交差点に到着した自転車の待機位置を集計しました。



集計対象
  • 12月1日の記事に掲載されている4本の映像、計約2時間分。
  • 車道の信号が青以外の間に、車道左端の自転車レーン上から交差点に接近した自転車。
  • 映像の最初で既に待機中だった自転車は除外。

3倍速映像を2倍速で再生して確認しました。


集計結果
  • 自転車レーンの停止線を冒進し、交差点の角で待機 10台(1)
  • 自転車レーンの停止線手前で待機 9台(2)
  • 自転車レーンの停止線を冒進し、横断歩道で道路右側に渡る 4台
  • 自転車レーンの停止線を冒進し、左の歩道上で待機(3) 3台
  • 自転車レーンの停止線を冒進し、停止する前に信号が青に変わってそのまま直進 2台
  • 自転車レーンの停止線を冒進し、車道端に沿って左折 1台
(1) うち1台は一旦停止線手前で停止し、その後交差点の角まで進んで停止。1台は黄色信号に変わる直前に停止線を通過。
(2) うち1台は信号が青に変わる直前に発進。
(3) 歩道から交差点に進入して信号待ちする場合と同じ、横断歩道手前での待機。




交差点を直進した自転車(計24台)に限ると、
  • 停止線で信号待ちした自転車 37.5%
  • 停止線を冒進し、交差点の角で停止した自転車 41.6%
  • 停止線を冒進し、左の歩道に上がった自転車 12.5%
  • 停止線を冒進し、停止しないまま直進 8.3%
で、管理者の意図通りに停止線で待機した自転車は半数にも達していませんでした。



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