2016年5月21日 項目の追加、本記事の執筆意図の追記
土地の平坦さ
例: 足立区 vs 長崎市
関連ページ http://todo-ran.com/t/kiji/11525
降雨・降雪の少なさ
例: 札幌市の夏期 vs 冬期
気候の穏やかさ
例: 温暖なヴァンクーヴァー vs 極寒のウィニペグ
生活圏のコンパクトさ
例: (どこが良い例?)
自家用車が自転車より相対的に不便である事(filtered permeabilityなどの手段で)
例: オランダのハウテン vs イギリスのスティーヴニッジ
公共交通機関の信頼性の低さ(機械トラブルやストライキで遅延・運休が頻発するなど)
例: ロンドン
公共交通機関利用時のストレスの高さ(ラッシュ時のすし詰め、車内・駅構内での犯罪)
例: 東京
駐輪場の充実度(強制撤去されない安心感)
例: 江戸川区 vs 千代田区
シェアバイクの充実度(鉄道整備よりも短期・安価で導入できる交通インフラとして)
例: ニューヨークのCiti Bike
幹線道路での事故リスクの低さ、体感不安の小ささ(車から保護された通行空間の有無)
例: ロンドンのサイクル・スーパーハイウェイ東西線・南北線の整備前 vs 整備後
生活道路での事故リスクの低さ、体感不安の小ささ(通過交通が無く、地区住民の車の通行も少ない)
例: 東京、オランダ各都市、サンフランシスコのWiggleルートなど
学生人口割合の高さ(年齢や収入の都合で車通学できないか、校則で禁止されている)
例: オランダのフローニゲンやイギリスのケンブリッジ
経済的豊かさ(これはN字分布?)
例: (どこが良い例?)
自転車の安さ(路上投棄の原因にもなりますが)
例: 日本(対になる例が思い浮かばない)
自転車が持つ社会的なイメージの高さ
例: (どこが良い例?)
……とまあ、こんな感じですかね。自転車の利用を促進する要因は通行インフラ以外にもたくさん有りそうだという事が分かると思います。
今回私がこのように様々な要因を列挙したのは、世界各都市の中から、
- 自転車インフラが発達しているにも関わらず自転車の交通分担率が低い都市と
- 自転車インフラが乏しいにも関わらず自転車の交通分担率が高い都市
実際イギリスでは、戦後ニュータウンのミルトン・キーンズを例に挙げて、高規格な自転車インフラが整備されても自転車の交通分担率がイギリス全体平均を僅かに上回る3%にすぎないのだから、インフラ整備は無駄だという主張が一部の人から為されているそうです。下の記事はそれに対する反論です:
Mark Treasure. (2012-04-26). "They built it, and they didn’t come – the lesson of Milton Keynes". As Easy As Riding A Bike