2019年4月8日月曜日

サイクリングに持っていける三脚(+中古品を買うときの注意点)

サイクリングで携行しやすい、小さく折り畳める三脚を以前から探していて、ちょうど良さそうなのが中古で見付かったので買いました。

ベルボンのトラベル三脚、UT-43Q(生産終了品)


畳んだ状態でなぜか雲台がものすごく出っ張る。



なにかおかしい。調べてみるとこの雲台(PHD-43Q)は初期装備品(QHD-U4Q)ではありませんでした。前のオーナーが別の雲台に入れ替え、そのまま売却したのでしょう。

この三脚を販売していたフジヤカメラの通販ページには、雲台がすげ替えられているとの注意書きはありませんでした(フジヤカメラの通販サイトは中古商品の写真を載せないので、説明文でしか判断できない)。

店頭で現物も見ましたが、雲台だけが別物である可能性に思い至らなかったので、動作確認をした際に雲台を綺麗に格納できないのを見ても「そういうものか」と思って、店員さんに確認せずに買ってしまいました。やはり中古は上級者向きですね。

なぜ前オーナーは雲台を替えたのか

この個体と全く同じ改造をしたフォトグラファーの記事をネットで見付けました。元の雲台はネジがコイン式でカメラに素早く付け外しできず、固定力にも不安があったので交換したそうです。しかし結局は別の三脚に乗り換え、改造三脚は譲渡したというオチ。

ある程度大きなリュックに入れて運ぶなら雲台が多少飛び出しても問題ありません。DeuterのRace EXP Air(2010年ごろのモデル。12+3リットル)には難なく入ります。しかし小型のリュックでは、その僅かな飛び出しの所為でジッパーが閉まらなくなります。これは困った。

畳み方の工夫で2Lリュックに収納

そこで畳み方を工夫

三脚の脚を少し開いておき、その隙間に90度倒した雲台を収めました。こうすると三脚の厚みを少しだけ抑えられます。


全体像


袋に入れて……


Shimano U2(容量2リットル)に……


ギリギリ収まったー!(ただし内側の生地が少し破れた)

とはいえ、きちんと設計の意図通りに畳めないのは気持ち悪いので、いずれ雲台は買い換えようと思います。

フレームバッグにも入る

自転車のフレームバッグ(Blackburn Outpost Frame Bag Small)に入るかどうかも試しました。

雲台を外した状態で試行


入るか?


お、これは……


入ったー!


この通り

Blackburn Outpost Frame Bag Small は(上から見た)幅が約6cm、対して畳んだ三脚の太さは脚の付け根部分で9.5cm、石突き部分で8.0cmです。フレームバッグの生地が変形することで多少のサイズ超過は対応できますが、三脚を「∵」の向きで入れるとジッパーが閉まりませんでした。