2019年4月7日日曜日

GPSログの精度比較:Strava vs Wahoo Fitness

サイクリングアプリのクラッシュでGPSログが飛ぶという事態がここ最近立て続けに起こっているので、2台のiPhoneで異なるGPSアプリを同時に走らせて冗長化しています。

その副産物としてアプリ毎のログの精度(走行距離、最高速度など)が確認できるようになりました。今日の試行結果をメモしておきます。

アプリとOSのバージョンは以下の通り:
  • Strava (v92.0.0 (16210)) @ iPhone 5s (iOS 12.2)
  • Wahoo Fitness (v5.13.3 (236)) @ iPhone 7 (iOS 12.1.4)
1行目のCC-RD420DWはキャットアイの無線式サイクルコンピューターで、この中ではもっとも精度が高いと思われる機器です。その計測結果からズレが少ないアプリが高精度と言えそうです。今回の試行では(最高速度以外は)Stravaの方が良い結果が出ました。


走行時間
[hh:mm:ss]
走行距離
[km]
平均速度
[km/h]
最高速度
[km/h]
CC-RD420DW
05:01:50
78.02
15.5
38.2
Strava@iPhone5s
05:37:40
79.99
14.2
50.0
Wahoo Fitness@iPhone7
08:32:07
80.46
9.4
38.5

ただし、WahooはAuto-pause機能をオフにして使っている(外部センサーと組み合わせないとポーズから復帰できないらしい)ので、走行時間は実質的に総移動時間、平均速度は旅行速度を表わしています。

なお、ライド中にアプリがクラッシュした際の挙動は、
  • Strava:クラッシュまでのログは残る。クラッシュ後もアプリを再起動すればそこからログが再開される。
  • Wahoo:クラッシュするとそこまでの全ログが失われる。クラッシュ後にアプリを再起動しても再開できず、新規ログの開始画面になる。
という違いがあります。