考証が惜しいなあ。
違和感がずっと引っ掛かっててストーリーが頭に入ってこなかった。
(だからこれは「感想」とは言えないかもしれない。)
例えば第一話の在原行平、狩衣の紋様が鳥襷だったけど、
あの紋様は指貫袴専用じゃなかったっけ?
第三話で百夜通いの噂話をしていたサブキャラ三人の袍には
冠や纓に使う紋様が配されていた。
今で言うと、ネクタイの柄をスーツのジャケットに使ってる感じ。
柄の使いどころが限定される文化が
現代日本だともう殆ど無いから仕方無いのかも知れない。
第五話では狩衣の首上が蜻蛉ではなく
水干と同様な紐で結ばれていた。これは不可解。
衣冠の袍はちゃんと蜻蛉に見える様に作画されていたし、
水干は水干でちゃんと紐として描かれていた。
なぜ狩衣だけ考証が不正確になったのだろうか。
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Impression on Chouyaku Hyakunin Isshu: Uta Koi
It is disappointing that the show lacks historical veracity.
For example, Ariwara no Yukihira in the first episode
was wearing Kari-ginu (hunting wear) featuring
Tori-dasuki (obliquely-crossed birds) pattern,
but isn't it exclusively for Sashinuki-no-hakama
(Japanese skirt with drawstring in hems) ?
In the third episode, three male characters
gossiping about Yoshiko who forces men to promise hundred-night visit
were wearing Hou (formal dress) featuring patterns for headgear.
It is like using a pattern of ties for a suit jacket today.