2012年10月14日日曜日

【解決】SPDペダルのギシギシ音

シマノのSPDペダル、PD-A520を使い始めて半年経った頃から
ペダルを漕ぐ度に足元からギシギシ音が聞こえるようになりました。

ギシギシ鳴りだしたPD-A520


2015年6月22日追記

何度も追記を重ねて記事が長くなってしまったので最初に結論をまとめておきます。

ペダルから発生するギシギシ音の正体は(サドルやフレームやBBやクランクやペダル軸に問題が無ければ)、クリートとペダル体カバーの接触部分に溜まった錆です。錆を綺麗に拭き取ればギシギシ音は鳴らなくなります。

接触部分に給油または給脂すれば錆の発生を或る程度は抑えられるようですが、ヒルクライムなどで強い負荷が掛かると一気に摩耗が進み、再びギシギシ音が鳴るようになります。なお、ペダルに靴をステップ・イン/アウトすると溜まった錆が排出されるようなので、信号待ちなどで足を外す回数を左右で揃えると良いかもしれません。




具体的には右ペダルのみ、ペダリングで下向きの入力を始める2時辺りで
まず一回「ギシッ」と鳴り、引き足に切り換える7時辺りで「キュッ」と鳴ります。

クランクを回転させない状態でも、サドルから腰を浮かせて
右ペダルに体重を載せたり浮かせたりすると「ギシッ、キュッ」と鳴ります。

実用上の支障は有りませんが、向かい風や上り坂の時に
ギシギシ鳴かれると気勢を削がれます。分解して調べてみました。


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まず、異音発生時の状況を考えると
サドルとシートポストはアリバイが有るので除外できます。
またBBとクランク、ペダルの軸と内部には、
ネジの緩みやグリス切れなどの異常は有りませんでした。

ペダル外部は左右とも体カバーに摩耗と赤錆が見られましたが、
普段信号待ちでクリップアウトするのは(音が鳴らない)左なので、
  • 異音が発生する右は寧ろ摩耗量が少ない事
  • 使用開始直後で摩耗が無い状態では異音が生じていなかった事
から、 体カバーの摩耗の進行と異音の発生は関係無いと判断しました。
脚長差の関係で右脚の方が強く踏み込む傾向が有ったので、
この推理は不完全でした。(2012年10月28日追記)

クリートの摩耗も左の方が速く進行していたのですが、
数ヶ月使用した時点で左右のクリートを入れ替えたので、
現在は右クリートの方が摩耗量が多い状態です(*1)。

*1 異音の発生とクリートの入れ替えのどちらが先だったかは不明

ただ、異音の性格は金属同士の擦れ合いというよりは
柔軟性の有る素材が撓んで生じたものの様に聞こえたので、
クリートと靴の接触面を疑いました。

靴はSPDシューズのSH-MT23、クリートはSM-SH51です。

クリートから靴までの部品一式を洗浄して互いが接触する部分に給脂し、
更にクリート固定位置を調整範囲の中央(x)―前端(y)から
中央(x)―中央(y)に移動させた所(*2)、ギシギシ音は止まりました。

*2 右脚が左脚より約10mm短いので脚長差補正の為に右クリートのみ
固定位置を限度目一杯に前にしていましたが、右靴にインソールを追加して
脚長差を或る程度吸収できたのでクリートは本来の適正位置に戻しました。

なお、インソールで補正した結果、右脚のペダリングで力まなくなり、
手放し運転時に、右ペダルを踏む度に走行軌跡が左に曲がる癖が
ほぼ解消できました。

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ギシギシ音が発生してから現在までに複数回行なった整備の中で
今回初めて試したのが(←記憶違いだったようです。2012年10月27日追記)
  • クリートナット(*3)下側の、ソールと接触する面に給脂
  • 靴の内部のクリートナットと接触する部分から土埃を除去
  • クリートの固定位置を適正位置に移動
の三点だったので、この中のいずれか、或いは全てが
ギシギシ音の発生に関わっていたのだろうと思います。

*3 クリートボルトを受けるネジが切ってある、靴の中に仕込む金属板

再び鳴り出す可能性も有るので現在様子を見ています。


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2012年10月15日追記
整備後約30km走行した時点で早くもギシギシ音が復活してしまいました。

ただ、再び鳴り始めるまでに右足は殆ど地面に付けていないので、
靴の内部とクリートナットの間の土埃は原因から除外できそうです。


2012年10月19日追記
ペダル内部に脱脂剤が残っていたらしく、グリスの流出が普段より早かったので、
左右とも分解して再度給脂し、体カバーの赤錆を拭き取ったところ、
ギシギシ音が消えました。

整備後約20km走行した時点でまたしても異音が復活しましたが、
今回はクリートと靴は弄っていないので、異音の発生源は
推理したのとは違う場所だったのかもしれません。


2012年10月27日追記
和田峠に出掛けて急な坂を負荷を掛けて登っていたところ、
左右のペダルとも大きなギシギシ音を発するようになってしまいました。

帰り道の途中で取りあえず錆汚れだけでも落としておこうと
体カバーのクリート接触部分を拭いたところ、異音が消えました。

クリートの前部と接触する場所と

後部と接触する場所と

底面と接触する場所の計4箇所

接触箇所を拭くと錆色の汚れが取れます。


今回は整備内容と事象が一対一で対応したので、
異音の発生源は体カバーとクリートの間と断定できそうです。

ただ、今までも拭いてから暫くするとまたギシギシ鳴り出していたので、
異音を永久追放するのは難しそうです。


2014年5月6日追記
接触箇所にグリースを塗布したところ、
摩耗の発生までは防げませんでしたが、
ギシギシ音が鳴り出す事は無くなりました。

靴底に泥が付いたり砂埃が舞うような使用環境でなければ
それなりに有効な対策と言えそうです。