2012年9月25日火曜日

弱者保護

弱者保護の原則が形骸化している。


昨日、或る一方通行の車道(幅員4.5mくらい)を
自転車で通行していたところ、前方の信号の無い横断歩道を、
松葉杖を突いた、片脚の膝から下が無い老人が
左側の歩道から渡ろうとしていた。

横断歩道手前で自転車を止め(*)、老人に道を譲ったのだが、
後ろから来たタクシーがその状況を視認しながらも
右側の歩道に乗り上げてまで自転車を強引に追い越し、
横断歩道を突破した。

老人は老人で、自分は車が通った後に渡るからと遠慮する。
「弱者保護」 → 「強者優先」
という意識を雄弁に語る場面だった。

* 自分も常に実行できている訳ではない。
その場所は急カーブの直後でスピードが出ず、
後続車に追突される恐れも少ないので停止しやすい。