実験条件
タイヤ(前後とも同じ)
- タイヤ Hutchinson Python 26x2.0"
- 空気圧 約2bar ※バルブからポンプヘッドを外す前の圧力計指示値が2.2bar
- タイヤ摩耗度 新品に近い
- レバー Shimano BL-M395
- キャリパー Shimano BR-M395
- パッド Shimano BR-M395付属のレジンパッド
- ローター Shimano SM-RT30-S
- 自転車 約15kg ※うち、サスペンションフォークが2.6kgで、停止状態でも前輪荷重多め
- 乗員 約46kg
- 荷物 約3kg
- 天気 曇り ※実験前、数秒に一度雨粒を感じる程度の小雨あり
- 風 そよ風
- 舗装の種類 アスファルト ※凸凹の無い平滑な仕上げ
- 縦断勾配 約1%(追い風方向が上り)
- 乾燥状態 水溜りや湿り気の無い状態 ※但し、加速区間に水溜りあり。実験中はタイヤが濡れないように水溜りを避けた。
実験方法
前回のロードバイク実験と同じ。但しペダルはPD-M530。
実験結果
試行 | 方向(風向き) | 制動初速 | タイヤの滑走 | 制動距離 |
1回目 | 追い風 | 記録忘れ | あり | 5.5m |
2回目 | 向かい風 | 29.4km/h | あり | 7.3m |
3回目 | 追い風 | 32km/h | あり | 7.6m |
4回目 | 向かい風 | 30km/h | あり | 7.4m |
5回目 | 追い風 | 29.4km/h | あり | 6.4m |
6回目 | 向かい風 | 30km/h | あり | 6.7m |
メモ
- MTBは速度の落ち方がロードバイクより速く、私自身がその感覚に慣れていないので、制動初速を30 km/hに正確に合わせるのが難しかったです。
- 恐らくブレーキのタイミングも厳密には揃っていません。
- ブレーキのタイミングの精度を上げるアイディア: 制動開始地点の手前の路面に5 mmくらいの高さの(配線カバーのような)段差を等間隔(制動初速30km/hの実験なら4.166mなど)で置き、運転者に衝撃の間隔でリズムを取らせる。
- 「サドルから浮かせた腰を後方に引く」や「前後のブレーキ力を変える」のようなテクニックは使っていません。現実問題として、緊急の場合はそこまで気が回らないからです。
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