2016年9月5日月曜日

MTBの制動距離実験

MTBでも実験しましたが、条件の統制が難しい!



実験条件

タイヤ(前後とも同じ)
  • タイヤ Hutchinson Python 26x2.0"
  • 空気圧 約2bar ※バルブからポンプヘッドを外す前の圧力計指示値が2.2bar
  • タイヤ摩耗度 新品に近い
ブレーキ
  • レバー Shimano BL-M395
  • キャリパー Shimano BR-M395
  • パッド Shimano BR-M395付属のレジンパッド
  • ローター Shimano SM-RT30-S
重量
  • 自転車 約15kg ※うち、サスペンションフォークが2.6kgで、停止状態でも前輪荷重多め
  • 乗員 約46kg
  • 荷物 約3kg
気象
  • 天気 曇り ※実験前、数秒に一度雨粒を感じる程度の小雨あり
  • 風 そよ風
路面
  • 舗装の種類 アスファルト ※凸凹の無い平滑な仕上げ
  • 縦断勾配 約1%(追い風方向が上り)
  • 乾燥状態 水溜りや湿り気の無い状態 ※但し、加速区間に水溜りあり。実験中はタイヤが濡れないように水溜りを避けた。

実験方法
前回のロードバイク実験と同じ。但しペダルはPD-M530。


実験結果
試行 方向(風向き) 制動初速 タイヤの滑走 制動距離
1回目 追い風 記録忘れ あり 5.5m
2回目 向かい風 29.4km/h あり 7.3m
3回目 追い風 32km/h あり 7.6m
4回目 向かい風 30km/h あり 7.4m
5回目 追い風 29.4km/h あり 6.4m
6回目 向かい風 30km/h あり 6.7m


メモ
  • MTBは速度の落ち方がロードバイクより速く、私自身がその感覚に慣れていないので、制動初速を30 km/hに正確に合わせるのが難しかったです。
  • 恐らくブレーキのタイミングも厳密には揃っていません。
  • ブレーキのタイミングの精度を上げるアイディア: 制動開始地点の手前の路面に5 mmくらいの高さの(配線カバーのような)段差を等間隔(制動初速30km/hの実験なら4.166mなど)で置き、運転者に衝撃の間隔でリズムを取らせる。
  • 「サドルから浮かせた腰を後方に引く」や「前後のブレーキ力を変える」のようなテクニックは使っていません。現実問題として、緊急の場合はそこまで気が回らないからです。

関連記事