幅は広いが混雑している南青山の歩道
前回の記事『自転車のまちをデザインする』出版記念シンポジウムの会場周辺で目に付いた光景を何枚か。
交通が激しく路上駐車需要も旺盛な国道246号
歩道が混雑しているので車道を走る自転車は多いですが、絶対的な自転車交通量が少ないことを忘れてはいけません。今ここに現れていない潜在的な自転車利用者にとって、この車道環境は魅力的な通行空間でしょうか?
本来なら車道から構造的に分離された自転車道が必要な環境です。車線数には余裕があり、物理的には十分実現可能ですが、一向に整備される気配がありません。
単路の横断歩道から撤去された自転車横断帯
自転車横断帯は車道左端を走る自転車にとって交差点で不自然な動線を強いられるとの批判を受けて撤去が始まりましたが、それは単路の横断歩道には関係ありません。
このような一律の撤去は、自転車の歩道通行を示唆する視覚情報を一掃することが真の狙いであるように思われます。
しかし、歩道に代わる安全な通行空間や横断待機空間が車道上に整備されたかというと、そんなものは何一つ用意されていないんですよね。
表参道駅前暫定駐輪場(場所)
入口が地味で分かりにくいですが、好立地で料金も安い(*)からか、ラックの7〜8割は埋まっていました。
* 2時間まで無料、その後8時間ごとに100円
敷地の奥の方は楽天デリバリーの車両基地の様相