City cycling: health versus hazard
これは良い記事。
北米と欧州の自転車政策の現状、歴史、展望を一挙に理解できる包括的な内容でした。
- 基本的な視点は、自転車による健康面の恩恵と事故リスク。
- 記者が実際に世界各都市を自転車で走り、主観も交えながら比較評価している。
- 現地の市民の率直な声を聞いたり、専門家の発言や論文を紹介している。
- 各都市が現在の自転車環境を手に入れるに至った歴史的経緯を押さえている。
- どうすれば事故リスクを抑えつつ自転車人口を増やせるかにも言及している。
この記事のように地理的・歴史的に広い視野を持つと、日本がいまだに40年遅れで、嘗ての北米・イギリスと同じ失敗を犯そうとしている事が分かります。
あと、水彩画の挿絵も綺麗です。