2013年11月2日土曜日

バルブステム根元の裂け対策【第3弾】

チューブのバルブステムの根元が裂けて
修復不能のパンクを起こしてしまう問題。

今までの記事
  1. チューブがバルブステムの根元で裂ける
  2. チューブのパンク対策——その後

前回の「廃チューブ片で保護」策を打ってから2ヶ月が経過したので、
中の様子を見てみました。今回はちゃんと写真付きです。


後輪のチューブは当てゴムが斜めになってました。

こちら側はチューブの根元を保護できてますね。
リムのバルブホールの縁で出来た円形の圧迫痕が見えます。

反対側は大きく裂けていました。
裂けが圧迫痕の線まで届いてしまっています。

前輪のチューブの当てゴムは真っ直ぐですね。

しかし穴が横に裂けてしまっています。

反対側はさらに大きく裂けています。

課題が発見できました。バルブステムを通す穴が小さすぎて、
どこか一ヶ所が裂け始めると、応力集中を起こして一気に裂けが
進行してしまうようです。もっと大きい円形の穴を開けるべきですね。

何となく予想はできていましたが、
やはり千枚通しで開けただけでは駄目でした。

ちなみに、当てゴムの下のチューブ本体は無事でした。

改良版の当てゴムを作ります。廃チューブをハサミで 4 * 3 cm 大に切り出し、

中央に穴あけポンチを当てて、

打つ。

できました。

バルブステムに被せて、

装着完了。

前回は装着時に穴を無理矢理広げている感が有りましたが、
今回はすんなりと装着できたので、裂けにくくなったはずです。

これでまた数ヶ月間、様子を見てみます。