自転車に優しい都市の世界ランキング(上位20都市)に
東京と名古屋が入っていました。ミュンヘンやモントリオールと並ぶ順位です。
順位そのものも意外性が有りますが、
どのような採点基準を設定したのかも興味深いです。
単に自転車レーン延長や駐輪場の収用台数だけでなく、
モーダルシェア、体感的な安全性、政策上の位置付け、車の抑制など、
幅広い観点から各都市を採点しています。
中でも、体感的な安全性の評価基準として、
ヘルメットの着用義務や着用推進キャンペーンが
失点要因とされているのが痛烈ですね。
さて、東京と名古屋の評価理由と改善提案はどんな感じでしょうか。
それぞれのページから該当部分の記述を要約しました。
東京
評価されたポイント
- 自転車利用者の男女比が偏っていない。
- 車の教習課程が厳格で他国より道路が安全。
- 交通結節点の駐輪設備が独創的。
- 地下鉄の24時間運行を計画している。
改善が必要なポイント
- 自転車の路線網の拡充が必要。
- 自転車インフラの現代化が必要。/* 歩道での混在通行を問題視 */
地下鉄の24時間運行は単なる思い付きレベルの政策で、実現はしませんでした。
24時間運行がニューヨークでできて東京でできない理由について、
こちらのページが保守点検に対する考え方の違いを説明しています。
名古屋
評価されたポイント
- 日常的に自転車に乗る市民の多さ
- 幹線道路で /* 車道からも歩道からも */ 完全に分離された自転車レーン
改善が必要なポイント
- 分離された自転車レーンの路線網の拡充
/* 車、歩行者に加えて自転車という分類を確立するという観点で */
なお、2013年のこのランキングにはロンドンは入っていません。