自転車用として販売されているLEDライトは
大して明るくない割に点灯時間が短いという状況が長年続き
(特にCateye社の製品)、これに不満を持つユーザーの間では
高性能の軍用ライトなどを流用するのが常套手段になっていた。
流用ライトで人気だったのが、Olight社とFenix社の製品。
特にOlightのT25やFenixのLD20は実売価格5000円前後ながら
単3電池2本で200 lumens 近い出力という驚異的な性能で、
図らずも自転車ユーザーの需要にピッタリ一致し、ヒットした。
これらの製品は飽く迄「懐中電灯」であり、
自転車への搭載は他社製品の取り付けホルダー
(BIKEGUY BIKE LIGHT HOLDERなど)が必要だったが、
ここに来てFenix社が自転車用と銘打ったライトで
本格的に参入すると報じられた。
gizmag - Fenix bike light line to include affordable 800 lumen unit
リンク先の記事によると発売されるのは二機種で、予定スペックは
最大800 lumen出力の機種が最強モードで3時間点灯、
専用バッテリーは2時間で充電可能、価格は100 USD程度。
もう一つの機種は350 lumen出力となっている。
隣接異業種からの参入で自転車用ライトの老舗は更に引き離される。
今の所は小売店への流通で圧倒しているが、
通販市場が浸透すれば現在の地位は危うい?