2012年8月28日火曜日

クイックリリース軸の破断

以前、安価な自転車の問題点を指摘した記事で書いた事例の抜粋。


後輪のクイックリリースの軸が破断した。




ホイールを取り付けようとクイックレバーを倒した時にバキッと。
ピアノ線が切れた瞬間の調律師の気持ちが分かった。これは後を引く。

ねじ山の途中で二つに割れ、軸の先端が取り残された。


発売元に破断面を分析してもらったところ、
鬆(す)が見られない事から製造時の問題ではなく、
使用中に自転車を倒してしまった時の衝撃が原因だろう
との見立て。

確かに一回だけ、自転車を地面の石に立て掛けておいた時に
タイヤが落ち葉で滑って車体が倒れてしまった事は有るが、
その程度の衝撃で破断する強度で良いのだろうか。

(室内保管のため毎回前後輪を脱着している事も報告したが、
発売元からの返信では特に触れられていなかった。)

完成車で足回りの部品をケチって価格を抑えるのは
メーカーの常套手段だが、こういう事故は洒落にならないよ。