2015年3月8日日曜日

Custom SLR Air Strapのレビュー

Custom SLR Air Strap

ロードバイクでのミラーレスカメラ携行用に伸縮ストラップを買いました。





写真上から、肩パッド、
巻き尺(cm単位)、
後ろストラップ(通常の調整機構付き)、
前ストラップ(クイック伸縮機構付き)です。

日本の代理店の商品説明では左肩にしか掛けられないように読めますが、伸縮機構付きのストラップ部品が体の前に来るように繋げばどちらの肩にも掛けられます。

ストラップの先端部分

横から見た伸縮機構付きストラップ

ちゅー

なるほど、こうなってるんですね。

これなら東急ハンズで売られている汎用部品で真似できそうです。この構造は ninja camera strap と違って引き上げた紐先がプラプラ余りませんが、その代わり19cmしか伸縮しません。

肩パッドとの連結部分

繋げる時は、


パチンッ

外す時は、


カシャッ

肩パッドの芯地は通気孔が開いています。
(今は冬なので通気性能はまだ良く分かりません。)
生地には伸縮性が有り、3〜4cmは平気で伸びます。

パッドの厚みは8mm、幅は両端が79mm、中央の細い所で62mmです。
軽量なミラーレスカメラには大袈裟に感じられます。

合計重量は112.9gです。

肩パッドだけで63.4gも有ります。

前後のストラップで49.6gです。

全長(前ストラップの伸縮範囲を含む)は、後ろストラップ(通常の調節機構付き)を最長にした場合で122〜141cm、最短にした場合で111〜130cmです。

この最短110cmという長さなんですが、身長160cmの自分にはちょっと長過ぎます。


前後ストラップ部品とも最短にして肩に掛けた様子
(うわ、ジーンズの座骨部分が擦り切れてる!)

ロードバイクのサドルに腰を載せようとする時にカメラがサドル先端に引っ掛かってしまいますし、前傾姿勢での走行中には路面からの振動でカメラが体の前側にズズズと滑り落ちてきます。こうなると体の前でカメラがブラブラ揺れて危ないです。

買う前は肩パッドの摩擦でしっかり止まってくれるのではと期待していましたが、肩に触れる部分の素材がゴムやシリコンではないので、滑り止め効果は有りませんでした。

そこで、カメラの体への密着度を上げる為に、ストラップを改造して短くしました。

上が改造後。
下がオリジナルの構造。

中間のナイロンテープ部分を除去して、先端の紐を挟み込むゴムシートを肩パッドとの連結部品に直結しました。普通の手縫い糸で縫合するだけなので簡単です。これで20cmくらい短くできました。改造後のストラップの全長は(伸縮範囲を含めて)91〜110cmになりました。

2015年6月16日追記

これでも、オリンパスのミラーレスカメラに付属している純正ストラップを一番短くした状態と同じ長さでした。体への密着度を上げる目的なら、わざわざAir Strapを買う意味は無いです。



改造後のストラップの長さとカメラの位置

ではもう一度、改造の前後で比較してみましょう。

before

after

密着度は若干上がりましたが、前ストラップの伸縮範囲が19cmのままなので、カメラの構え方の自由度は下がりました。ロードバイクに乗ってのテストはこれからですが、肩パッドの摩擦力は低いままなので、前傾姿勢だとやはりカメラが前にずり落ちやすそうな雰囲気です。うーん、やっぱりメッセンジャー・バッグみたいに補助ストラップが必要なんでしょうか。

2015年3月14日追記
自転車に乗ってみたら、ずり落ち問題は多少改善していました。縁石の段差を乗り越えたり、軽く立ち漕ぎする程度なら大丈夫でした。