2015年8月16日 書き忘れていた点を追記
Shimano Cycling Bag U-2(2015年モデル)ライトニングブルー/ジャズベリー(EBGDPMANW02U)を買いました。ネット上には製品の詳細情報が乏しく、シマノ公式のカタログも間違いが有るので、現物を見て気付いた点を写真で紹介していきます。
MTBで使うプロテクターを挟むのに使えるコード
フックで引っ掛けるだけです。
反射テープの中央には、
市販のテールライトを引っ掛けられます。
引っ掛ける部分のテープはしっかりした質感ですが、
厚みは1.5mm弱とやや薄めです。もしこれがサドルバッグであれば、
走行中の振動でライトが脱落する恐れが有りますが、
バックパックなので問題無いでしょう。
厚みは1.5mm弱とやや薄めです。もしこれがサドルバッグであれば、
走行中の振動でライトが脱落する恐れが有りますが、
バックパックなので問題無いでしょう。
背面下部のポケットのジッパーには大きな指掛けが付いています。
指掛けの円形を保持するプラスチック部品の内径は20mmです。
開け閉めは滑らかです。
指掛けの円形を保持するプラスチック部品の内径は20mmです。
開け閉めは滑らかです。
内側は蛍光色で小物を探しやすいです。キーホルダーが付いています。
ポケットの深さは約14cm、幅は下の方が約17cm、上端が約9cmです。
メッシュポケットは深さ約11cmで、仕切りは有りません。
それから見ての通り、レインカバーもその収納ポケットも無いですね。
ポケットの深さは約14cm、幅は下の方が約17cm、上端が約9cmです。
メッシュポケットは深さ約11cmで、仕切りは有りません。
それから見ての通り、レインカバーもその収納ポケットも無いですね。
2015年8月16日追記
{
ポケットのジッパーを閉めた時、スライダーが左端に来ますが、これは逆の方が良かったです。メイン荷室のジッパーは本体右側に付いているので、左だけショルダーストラップを外してバックパックを体の右側から前に回した時にアクセスしやすくなっていますが、この保持姿勢では、背面下部のポケットは逆に着用者の視点から見えない遠い側に向かってジッパーを閉める事になります。これだと単に閉めにくいだけでなく、最後まで閉められたかどうかが確認しにくいので、かなり使いにくいです。
}
肩の辺りにヘルメットの顎紐を引っ掛けるフックが付いています。
多分こんな感じで使うんだと思いますが、意外と面倒なので、
私は多分こういう風に、バッグの引っ掛け紐を使うと思います。
2015年8月14日追記
{
お店に入るときはヘルメットを自転車のハンドルバーに吊るしていたので、結局バックパックに結び付ける機会は全く有りませんでした。ただ、顎紐を引っ掛けるフックは、ゴミ袋の取っ手を引っ掛けるのに便利でした。(補給で立ち寄ったコンビニがゴミ箱を設置していない店舗で、バッグ内部にはゴミを入れる余裕が無かったので)
}
U-2最大の工夫はここだと思います。
ジッパーの一番上のベルクロテープを剥がすと、
ジッパーが一番上からガバッと開いて、
(この指掛けの内径も20mm)
(この指掛けの内径も20mm)
このようになります。
レザヴォア(別売品)を入れる時の様子。
他社製品なら、レザヴォア(reservoir)を入れる時に、
そのチューブをリュックの穴に通すのが意外と面倒なのですが、
他社製品なら、レザヴォア(reservoir)を入れる時に、
そのチューブをリュックの穴に通すのが意外と面倒なのですが、
U-2はこのようにガバッと開いた側面からサッと入れて、
肩紐とチューブを一緒に
肩口から出す事ができます。この装着のしやすさは元祖Camelbakの製品すら
凌駕しています(ただ、Camelbak製品は一部モデルを除き、リュックに
レザヴォアを装着したままで水の追加ができるので、その点では一歩譲ります)。
なお、バッグの反対側の側面にはジッパーは有りません。
凌駕しています(ただ、Camelbak製品は一部モデルを除き、リュックに
レザヴォアを装着したままで水の追加ができるので、その点では一歩譲ります)。
なお、バッグの反対側の側面にはジッパーは有りません。
レザヴォアを格納するメインの荷室の上端には、
レザヴォアを引っ掛けて吊るす為のベルクロテープが付いています。
尤も、テープで吊るさなくてもレザヴォアは自立しますし、
テープを通してしまうと付け外しが面倒になります。
バッグに対してレザヴォアの高さが低すぎて底に沈んでしまい、
チューブがバッグの外に長く出せないなどの問題が無い限りは不要です。
尤も、テープで吊るさなくてもレザヴォアは自立しますし、
テープを通してしまうと付け外しが面倒になります。
バッグに対してレザヴォアの高さが低すぎて底に沈んでしまい、
チューブがバッグの外に長く出せないなどの問題が無い限りは不要です。
レザヴォアを入れるメイン荷室の中はこのようになっています。
1.5リットル容量のレザヴォアであれば満水でもバッグ内に少し空間が余ります。
2リットル以上だとレザヴォア以外の荷物を入れるのは厳しいかもしれません。
1.5リットル容量のレザヴォアであれば満水でもバッグ内に少し空間が余ります。
2リットル以上だとレザヴォア以外の荷物を入れるのは厳しいかもしれません。
2015年8月16日追記
{
1.5リットルのレザヴォアを満水にした場合、メイン荷室の残りの空間にはウイダー in ゼリー3袋がギリギリ収まりました。
}
V字型になった肩紐の根元をベルクロで挟んで固定する方式にする事で、
バッグから出る肩紐の長さを自在に調節できるようにしてあります。
ただ、肩紐の青い縁取りは普通の生地なので、ベルクロの付け外しで毛羽立ちます。
バッグから出る肩紐の長さを自在に調節できるようにしてあります。
ただ、肩紐の青い縁取りは普通の生地なので、ベルクロの付け外しで毛羽立ちます。
メイン荷室の底。ポケットなどは一切有りません。
鋭利なものを入れるとレザヴォアに穴を開けてしまうかもしれないですね。
また、リザーバー・コンプレッションも付いてないですが、
レザヴォアの蓋を閉める時に空気を極力追い出しておけば
水の残量が減ってもちゃぷちゃぷ鳴らないので、別に要らないです。
鋭利なものを入れるとレザヴォアに穴を開けてしまうかもしれないですね。
また、リザーバー・コンプレッションも付いてないですが、
レザヴォアの蓋を閉める時に空気を極力追い出しておけば
水の残量が減ってもちゃぷちゃぷ鳴らないので、別に要らないです。
本体上部のポケット。幅16cmぐらい、深さ15cmぐらい。
意外と余裕が有るので、交換チューブはもちろん、
意外と余裕が有るので、交換チューブはもちろん、
コンパクトデジカメ(CX2)も入ります。
ポケット内側はクッション性の有る分厚い起毛生地なのでそのまま放り込めます。
ポケット内側はクッション性の有る分厚い起毛生地なのでそのまま放り込めます。
薄型レンズ(BCL-0980)を装着したミラーレスデジカメ(E-PL6)も、
ちょっとキツいですが、
なんとか入ります。
(ジッパーの指掛けの内径は12mm)
(ジッパーの指掛けの内径は12mm)
さらにミラーレスデジカメ用の望遠レンズも、
かなりギリギリですが入ります
(以上はいずれも1.5リットル容量のレザヴォアを
満水にしてメイン荷室に入れた状態)。
(以上はいずれも1.5リットル容量のレザヴォアを
満水にしてメイン荷室に入れた状態)。
参考までに、CX2の厚みは約29mm、
BCL-0980 + E-PL6は約52mmです。
背面は立体メッシュ生地です。背中との間に隙間を作る仕掛けは特に有りません。
レザヴォアに氷を大量に詰めれば体温と打ち消し合うかもしれませんが、
蒸れないかどうかは実際に使ってから追記します。
レザヴォアに氷を大量に詰めれば体温と打ち消し合うかもしれませんが、
蒸れないかどうかは実際に使ってから追記します。
2015年8月14日追記
{
風が通らない事で大量の汗が背中に溜まり、ジャージーの背中のポケットに入れていたビニール財布のお札に少し汗染みができましたが、レザヴォアの氷で熱は打ち消されたので、背中に熱が籠もるという事はありませんでした。
}
U-2のもう一つの特徴であるクロスハーネス。
前傾姿勢で腕を前に伸ばすと肩紐が胴体に面でフィットします。
(直立して腕を下に降ろした状態では体から浮きます)。
前傾姿勢で腕を前に伸ばすと肩紐が胴体に面でフィットします。
(直立して腕を下に降ろした状態では体から浮きます)。
フック(多分アルマイト)を引っ掛けるループは3箇所あり、
好みに合わせて調節できます。なお、シマノの2015年版のカタログには
U-2はフック位置の調整に非対応と書かれていますが、これは誤りです。
前年の古いモデルの情報をそのまま流用したんでしょう。
U-2はフック位置の調整に非対応と書かれていますが、これは誤りです。
前年の古いモデルの情報をそのまま流用したんでしょう。
フックの直ぐ上にはサングラス用のループが付いており、
コンビニに入る時などにサッと引っ掛けられます。
肩紐のナイロンテープ部分には、テープの余りがバタつかないように
簡易的に束ねるゴムの輪っかが通されています。
ただ、私の体格だとそれでもかなりテープの端が余るので、
どこか綺麗に収納できる場所が欲しいです。
2015年8月14日追記
{
バタつき防止のゴムの輪っかですが、ストラップの端が輪から抜けてしまったり、輪っか自体が上の方にずり上がってしまったりして、結局まともに機能しませんでした。
}
ウエストベルトにもバタつき防止のゴムの輪っかが付いています。
バックルはこんな形です。遭難した時の非常用の笛は内蔵されていません。
ウエストベルトは根元がベルクロで、
必要ない場合は、
完全に取り外せます。
ハイドレーションと組み合わせた場合。
チューブを挟んで固定するクリップが胸元に付いています。
これが無いとチューブが走行中の風でバタついたり、
カメラを構える時に邪魔になったりするので、必須のパーツだと思います。
クリップはチューブを水平に挟む構造ですが、垂直の方が便利かもしれません。
これも実際に使ってから使用感を追記します。
2015年8月14日追記
{
予想通り、チューブを水平にして挟むクリップはとても使いにくかったです。角度的に無理があるので、チューブがクリップにすんなり嵌まる位置・角度を探り当てるのが(走行中/停車中を問わず)困難でした。間違った位置・角度で強引に嵌めようとすると、硬いパーツが胸に当たって痛いです。
また、Camelbakのレザヴォアのチューブ先端はヴァルヴがねじ込んである部分で外径が僅かに大きく(通常部の9.3mmに対してこの部分は10.5mm)、U-2のクリップには太すぎて入りません。
さらに、チューブをクリップに正常に挟んだ場合でも、U-2を背負い直した時などに不意に外れてしまう事があり、角度の無理がチューブ固定力に影響する事が分かりました。
加えて、上の写真で分かるとおり、クリップに挟んだチューブの先端は、U-2の左右のショルダーストラップを繋ぎ止める「の」の字型のフック部品の真上に来るので、このフックの付け外しの邪魔になります。
なお、クリップが取り付けてあるベルトは約20mm幅で、ウエストベルトと同じ幅なので、もしウエストベルトが要らないのであれば、それを短く切って縦方向に縫い付ければ、クリップを縦位置にさせる事ができます。クリップ部品はC型断面でベルトに引っ掛けてあるだけなので、元のベルトの縫い目を解く必要は有りません。
}
肩紐の途中には、チューブを肩紐に沿わせる為のループが付いています。
布が斜めに縫い付けてあるので、
チューブの先端を潜らせる時に引っ掛かりにくいです。
なお、ロゴは再帰反射します。
なお、ロゴは再帰反射します。
肩紐のチューブ固定ループは2ヶ所に用意されています。
肩紐を一番短くした場合、根元の方はバッグの中に隠れるので使いません。
バッグ単体(別売レザヴォア含まず)の実測重量は355gと、
2014年モデルより約50g重くなっています。
最後にカラーコーディネートについて。
白黒のジャージーと合わせるとこんな感じです。
前はこう。
白黒赤のジャージーとの組み合わせ
前
黒の冬用ジャージーとの組み合わせ
前
蛍光色の秋用ジャージーとの組み合わせ
前
それともう一点、青とピンクのカラースキームからは初音ミクが連想されますが、
初音ミクの基調色とShimano U-2の青はPCCSの24色相で2段ズレています。
最後にシマノ公式のカタログの間違いをまとめておきます。
1. カタログには「※クロスハーネス A タイプ (U-2 のみ B タイプ)」との注記が有りますが、U-2もAタイプです。
2. 機能一覧表ではレインカバー以外の全装備がUシリーズの全モデルに共通しているように読めますが、以下の装備はU-2には有りません:
- ツールポケット(メイン荷室)
- ショルダーストラップポケット
- リザーバー コンプレッション
- サイドポケット