2013年1月6日日曜日

JR東日本はネコミミ電車を捨て切れない

特許電子図書館で鉄道関係の登録をぱらぱら見ていたら、
JR東日本がネコミミ装備の鉄道車両を意匠登録していました。

E5系新幹線電車では猫耳型の空力ブレーキの採用を見送りましたが、
試験車両時代の大きな反響も有って、そのアイディアは捨て切れなかったようです。

画像は上記の電子図書館(意匠)で閲覧できます。
「意匠文献番号索引照会」のページに進み、
種別にはプルダウンメニューから「登録」を、
文献番号には「1456859」を入力して検索すれば出てきます。

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出願番号 意願2012-5355
登録番号 意匠登録第1456859号

出願日 2012年3月9日 (ミクの日狙い?)
登録日 2012年11月2日
発行日 2012年12月3日

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車体デザインは在来線向けのように見えます。
白猫ですね。ただ、個人的な感想を言わせてもらえば、
あざとい。
意図的に猫の可愛さを演出してくると、却って興醒めに感じます。

試験車両のネコミミがあれほど評判を呼び、
二次創作が爆発的に派生したのは、やはり、
空力ブレーキという工学的な必然性に支えられた機能美と、
限界に挑戦するロマンが有ったからでしょう。

そのメカメカしさと熱い挑戦心に
ゆるい猫を取り合わせた妙、
ギャップが有ればこそのヒットでした。

やっぱりE5系で採用しておけば良かったのに。

技術面での効果が薄くても
海外市場に売り込む時の目玉にしたり(耳ですが)、
キャラクター・ビジネスの種に、などとは考えなかったんでしょうかね。