2015年1月18日日曜日

街乗り自転車の最適なジオメトリーは地形で変わる

自転車のジオメトリーは地形に合わせて変化するようです。



ダッチバイクについて調べていて、こんな記事を見付けました。

My Dutch Bike
What is a Dutch Bike?(2011年2月23日)

1. Upright/Comfortable Riding Position: Most of us do not “race” to work, so can benefit from the rather normal riding position of a Dutch bike. You ride sitting up straight, as if you were walking. It is really a pleasant way to ride around, being able to look all around easily, instead of being forced to stare at the ground.
殆どの人は通勤で「レース」はしないので、もっと普通の乗車姿勢になるダッチバイクの恩恵を受けられる。歩いているかのように、背筋を伸ばした座り方で乗れるからだ。地面を見つめる姿勢を強いられず、周囲を見渡しやすい状態で乗れるのは本当に快適だ。

Many of the traditional “Roadster”-type bicycles feature ergonomic traits catering towards seated riding. However, with a low enough first gear, even rather steep hills are able to be conquered without having to get out of the saddle.
伝統的な「ロードスター」型の自転車の多くは座ったまま漕ぐのに適した形を特徴としている。しかし、1段目のギヤが充分低いので、少しくらいキツい坂なら立ち漕ぎしなくても乗り越えられる。

There are other Dutch bikes though, like the Workcycles Secret Service models and others, that have slightly different geometry and ergonomics allowing out-of-the-saddle riding while maintaining the classic look and upright riding position. These models tend to be more popular here in San Francisco, due to the steepness of our hills.
ただ、Workcycles の Secret Service モデルなどのように、伝統的な見た目と直立した乗車姿勢を維持しつつ、立ち漕ぎもしやすいように、車体各部の寸法と人間工学的な形状を僅かに変えてあるダッチバイクも有る。こうしたモデルの方が、坂の急なサンフランシスコでは人気が集まる。

この地域差を見ると、日本のママチャリでセミアップハンドルが一般的なのが不可解です。グリップが乗り手の体に近くなると、立ち漕ぎする時にハンドルを引き付ける力が使えないからです。つまり、ペダルに載せる自分の体重で登坂力の上限が決まってしまうという事です。

通学用のシティー車のように軽い前傾姿勢になる自転車の方がもっと一般的になって良いと思うんですが。(坂が有ったら乗るのを諦めるっていう前提だったのかな? 少なくとも電動アシスト登場以前は。)