2013年5月4日土曜日

夏のウェア (1) アームカバーの効用

本格的に暑くなる前に、
夏用サイクリングウェアの効用や欠点をまとめてみます。

最初はアームカバーとレッグカバーを取り上げます。


アームカバー(または長袖インナーシャツ)や
レッグカバー(またはサイクリングタイツ)の着用には
大きな利点が有ります。



水分の損失を抑える


夏の強い日差しの下では、腕や脚が直射日光に曝されるかどうかで、
運動中の水分の摂取量が全然違ってきます。

私の場合、アームカバーやレッグカバー無しで
炎天下を丸一日サイクリングすると、
合計で3ℓくらい水を飲んでいました。

最初に自転車専用のボトルを買った時も容量を重視して
大型の24 fl oz (710ml) 入りを選んだのですが、

長袖インナー(アームカバー代わり)と、
10分丈のサイクリングタイツ(レッグカバー代わり)を
着るようになってからは水分摂取量が激減し、
  • 給水ポイントに着いても中身がかなり余っている
  • 飲み切らない内に日が暮れる
といった具合に、ボトルの容量が過剰になりました。

言い換えれば、現状よりボトルのサイズを小さくし、
携行する水の量を減らす余地が生まれたという事です。

つまり、アームカバーとレッグカバーの着用は間接的に軽量化に繋がります

2013年5月15日追記
自転車乗車中の発汗量の調査実験をしたところ、
私は運動中の水分摂取量が少なすぎる事が分かりました。
どうやら「ボトルの容量が過剰」とは安易に判断できないようです。


安全性を高める


強い日差しに曝されると体力がどんどん奪われていきますが、
これはパフォーマンスだけでなく、判断力や反応速度の低下にも繋がります。

実際、私はロードバイクに乗り始めて最初に迎えた初夏に、
これが原因で車と衝突事故を起こしています。

アームカバーやレッグカバーを着用すれば、
体感温度が下がって単に快適というだけでなく、
体力や注意力の低下を或る程度抑える事もできるので、
事故対策としても有効なアイテムと言えるかもしれません。



代用のアイディア


アームカバーやレッグカバーは値が張りますが、
ユニクロやスーパー、ホームセンターなどで売られている安価な
スポーツ用の長袖シャツやレギンスで代用できます。


アームカバーを長袖インナーで代用する場合

利点
  • ずり落ちる心配が無い
  • 安い
欠点
  • 胴体部分がジャージとの重ね着になってしまう
    (真夏の炎天下やヒルクライムではさすがに暑く感じます。)

レッグカバーをスポーツレギンスで代用する場合

利点
  • 安い
欠点
  • 別途、インナーパンツとハーフパンツが必要
  • 重ね穿きが必須なので、蒸れやすくなる

アームカバー、レッグカバーを自作してしまうという手も有ります。
ユニクロ等の高機能インナーシャツのXLサイズを買ってきて、
生地を取り、ミシンで縫えば簡単に作れます。