2013年5月30日木曜日

道路上の空書行動

「糸+口+月は?」

のような漢字パズルを解くときに
解答者が指で宙をなぞる動作をする事があります。

これを心理学では「空書(くうしょ)」行動と呼ぶそうですが、
私はこの行動が言語に関係ない場面でも出ます。


自転車でA地点からB地点へ移動する時、
途中の道順のイメージが曖昧な箇所が有ると、
その箇所に差し掛かる手前の信号待ちの時に、
半ば無意識的に道順を指で宙に描いてイメージを明確にしています。

こうしておくと、実際にその箇所を通過するときに
迷いが生じないので、安全確認や右左折の準備動作が
滑らかにできるような気がします。
(自転車といっても走行速度は40km/hを超えるので、
道順や動作のイメージが曖昧なままだと事故リスクに繋がります。)
この空書行動は、その付近の地理が熟知できていない場合や、
どの経路を通るかで迷っているとき、
新しい経路を試そうとしているときに出やすいようです。

また、空書する時は、今自分が向いている方向が
正面奥になるような鳥瞰図を思い浮かべています。
常に北が上になる地図のイメージは使っていません。