前回の続き。
「なう」は書き手が自分の現況をつぶやく時に
手短かに言える便利な言葉だという事が分かった。
また、終助詞的な位置で副詞的に機能するという、
日本語にとっての異質さも確認できた。
(ネットでしばしば見られる「なう」への嫌悪感は、「なう」が
日本語の体系を乱す事にも起因するかもしれない。)
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ところで、「なう」は元々英語の‘now’から来たという事だから、
英語での種々の用法もそのまま使えるのではないだろうか。
例えば、
「今となっては」 e.g. 手遅れなう。
「今までに」 e.g. 待ってるけどなかなか来ない。 一時間なう。
「今や」 e.g. 何々選手、メダルを手に帰国! 時の人なう。
「さて」 e.g. 重大発表なう。
苛立ち e.g. 遅刻しそうなのに信号故障なう!
もう既に幾つかは使われていそうだ。