旅行のお土産に貰ったトルコの民族楽器。
zurna というらしい。
シンプルな構造だが、装飾は凝っている。
白い涙形の部分は螺鈿細工だろうか。
リードを篳篥の蘆舌(右)と比べてみる。
すっぽり中に入ってしまいそうな小ささ。
根元は真鍮の筒に糸で巻き付け、膠で固定している様だ。
対して蘆舌は切り出した蘆そのままに和紙を巻いてある。
先端部。意外にも厚さは同じくらい。実際に吹いた時の
音量も、篳篥ほどではないが、結構ばかにならない。
インドのshahnaiは4枚舌だったが、zurnaのは普通に2枚舌。
吹き方が分からなかったので最初は篳篥の様に銜えてみたが、
ポルタメントの自由度が高過ぎて、まともに音程を取れない。
先端を全部銜え込んで、糸巻き部分を唇で挟む位が丁度良い様だ。
オーボエほど神経質になる必要が無いので気楽に吹ける。