2012年11月13日火曜日

拍手が完了しました

とあるブログの記事に面白い指摘が有ったので、
なるほど確かにそうだと感心して「拍手」ボタンを押しました。

(「拍手」ボタンはfacebookの「いいね!」に相当します。)


すると、画面が変わって

拍手が完了しました。

というメッセージ。「完了」て。「完了」て。


いくらデジタルデータとはいえ、
それを「拍手」と呼ぶからには日常言語の文法の縛りを受けるよ?

  • 意志動詞だから、止める/止めないを決めるのは動作主。
  • 「完了」と言うほど複雑なステップは、拍手の動作には含まれない。
  • 状態変化を伴わない(含意しない)動詞だから「完了」とは言わない。

「拍手が完了しました。」

これ、FC2ブログサービスの開発者が書いたんでしょうか。

前々から思っていましたが、情報系の技術者が使う日本語は
かなり独特なものが有りますね。

他にも例えば、Windowsのエラーメッセージは
元の英語版でも相当奇妙なものらしいですが、
日本語版でも全く同じ轍を踏んでしまっています。

CやらJavaやらの言語は易々と理解するのに
日本語が駄目というのは一体なぜ?

学校教育で自然言語の仕様(文法)を
ちゃんと定義(解説)していないから?