2014年1月25日土曜日

advanced stop line での暴行事件



交差点での左折巻き込み事故を防ぐ為に設置されている
アドヴァンスト・ストップ・ライン(advanced stop line)、
バイクボックス(bike box)とも呼ばれる自転車用の停止線ですが、
このインフラの安全性は運転者のモラルに依存します。




動画はロンドンのファリンドン(Farringdon)地区での
出来事を写したものですが、日本でも起こりそうな事件ですね。

このようなインフラを考える時に想定すべきなのは
平均的なドライバーの挙動ではありません。
自己中心的で攻撃的な最底辺のドライバーが
どのように振る舞うかです。

ドライバー全体の僅か0.1%でも動画のような蛮行に及ぶ者がいれば、
殴られた当人だけでなく、周りのサイクリストにとっての
主観的な安全性も台無しになってしまうからです。

自転車は車道でクルマと共存すべきだという考えは
ヒトの獣的な側面を無視した乱暴な議論で、
言ってみれば、サメが泳いでいる水槽を
市民プールとして開放するようなもんです。

車の実勢速度が20km/h程度の道路は別として、
advanced stop line は基本的に避けるべきだと私は思います。